広報スタッフ日記

北九州市立大学からのお知らせ

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災害弱者への気配り、どうする?(6月28日(水)ダイバーシティ連続講座の第1回目「災害×ダイバーシティ」が開催されました)

2023 年度ダイバーシティ推進企画「ダイバーシティ連続講座」の第1回目の会場を訪ねました。
北方キャンパスの学生交流ホール「通称:ホワイトハウス」には、学生・教員約20名が集まっていました。

企画担当の深谷教授(地域創生学群)からの「災害が起きた時の課題を今日は皆さんで共有しましょう!」の一声でスタート。
参加者一人ひとりが、防災で自分が知っていること、日頃からやっていることを紹介。会場の雰囲気がほぐれたところで、スピーカーの村江准教授(地域共生教育センター)からは、防災の基礎知識と防災にまつわる話題提供、障害当事者として参加した大学院社会システム研究科の岩岡さんからは、災害に対する自分の率直な今の思いを聞くことができました。
画像1(村江先生のお話の様子).jpeg

講座の後半は、3、4人のグループに分かれて「避難での課題」を意見交換。
「観光地で災害が起きたときって、被災した観光客はマイノリティ。その立場の人に向けた地域防災を考える必要があるのでは?」
「避難所に女性専用、男性専用って必要かな?」
「外国人の避難者は自分の思いを日本語で上手く説明できないことを知っておいてほしい」
「障害者の方へは災害時の支援も大事だけど、日頃からお知り合いの関係性があることも大事では?」
等発表がありました。
画像2(グループでの意見交換の様子).jpeg

誰にでも身近に起こり得る「災害」。
個人個人の立場の違いや状況の違いで、誰もが弱者になり得る問題なのだということを、参加者みんなで共有できた時間でした。

[予告]
連続講座の第2回は「見えない人が観ている世界」をテーマに7月開催で準備中です。

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