広報スタッフ日記

北九州市立大学からのお知らせ

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国際関係学科「国際協力論ゼミ」ラオス海外研修報告

 「国際協力論ゼミ」(担当:大平剛教授、国際関係学科3年次)は、この度、課外活動として2月20日から2月25日の日程で海外研修を行いました。
 コロナ禍により、ようやく3年ぶりの実施となった今回は、初日に経由地のハノイ(ベトナム)で1泊したのちビエンチャン(ラオス)に移動し、現地にて援助機関等の事務所を訪問しました。
 日本の機関では日本貿易振興機構(ジェトロ)と国際協力機構(JICA)の現地事務所を訪問して、ラオスの現況ならびに日本の援助活動についてのブリーフィングを受けました。
 また、国際連合システムの中の国連開発計画(UNDP)と国連人間居住計画(UN-HABITAT)のラオス事務所も訪問し、UNDPではラオスにおけるジェンダー関連問題についてブリーフィングを受けるとともに、ラオスにおける開発を阻害しているベトナム戦争中に投下された爆弾の不発弾(UXOs)処理の問題に関して、UNDPがどのような取り組みを行っているのかについてお話を伺いました。
 UN-HABITATでは、現地事務所の活動についてお話を伺ったあと、3つのグループに分かれてグループ・ワークを行い、UN-HABITATの活動から学んだことと今後の活動に対する提言を英語でプレゼンテーションしました。終始同席してくださったDr. Avi Sarkar事務所代表からは、素晴らしい提言をいただいたとお褒めのことをいただくことができ、大変充実した時間を過ごせました。
 今回の研修ではビエンチャン滞在中に陸路国境を越えて、隣国タイのウドンターニーに小旅行も実施し、ベトナム、ラオス、タイ3か国の発展状況の違いについても実感することができました。
 乾季に実施したこともあり、とても過ごしやすく、帰国時には口々に「もっと留まっていたい」という言葉が出るほど、誰もが名残惜しそうにしていました。今回の経験が少しでも参加した学生の今後の人生に影響を与えてくれればと願うばかりです。

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