広報スタッフ日記
2022.5.13 広報スタッフ日記
旦過市場「大學堂」の現状レポート
大規模火災のあった旦過市場で、交流スペース「大學堂」を運営する文学部・竹川大介教授の自主ゼミ「九州フィールドワーク研究会」(野研)。
日頃からお世話になっている被災した店主に、大學堂の一部を利用して仮設での店頭販売ができるよう話し合い、4月25日から店が全焼してしまった「美食館・新保青果」さんが、大學堂を間借りしてお店を再開しています。
また5月5日には復興応援ライブ「タンガでタンゴにタンゴ」を開催。2年前から計画はあったものの、コロナ感染症の拡大防止のため実現できず、今回も市場の火災のために開催が危ぶまれたのですが、いったんは白紙に戻しながらも、少しずつ市場が立ち上がっていく姿を見て、市場の方たちとも相談して、開催を決定したそうです。
ライブは投げ銭制で行いました。竹川教授のお話によりますと、今回頂いた投げ銭は、御縁の証として旦過市場と大學堂が、これからもずっと賑やかに楽しく続けられるように、また来年もタンゴを踊れるように、この市場という「街の縁台」のために活かしたいと考えているそうです。
https://www.daigakudo.net/jimu.html
大學堂運営のリーダーを行っている、比較文化学科3年の岩﨑珠緒さんによると、5/5当日の様子は「1部からたくさんのお客さんに見にきていただけました。飛び入りでタンゴを踊るお客さんもいらっしゃいました。夕方の2部では、さらに大學堂のメンバーや市場の店主も一緒になってタンゴを踊りました。大學堂の前の通路はタンゴを踊る人々で溢れ、賑やかなタンゴの節句になりました。」英米学科1年の奥田福基子さんは「ライブが始まる前から、私たち学生に即席のタンゴレッスンを開いてくださるなど楽しい雰囲気の中始まりました。目の前で演奏されるヴァイオリンやアコーディオン、情感溢れるタンゴの迫力に満員のお客さんは大いに盛り上がりました。」
今後の展望については「「街の縁台」として、大學堂が、皆様に旦過市場の魅力を知っていただけるきっかけになれるように頑張っていきたいと思います」
とのことでした!引き続き、旦過市場と地域に貢献していただきたいと思います!