受験生の皆様

外国語学部 国際関係学科

タイトル 21世紀の世界をアメリカ合衆国はどこに向かって進むのか
内 容 20世紀はアメリカの時代といわれます。世界戦争と革命の激動のなかで地球上の人々が暮らしていた時、アメリカという国が人類の進むべき一つの理想を示していたためです。しかし、21世紀のアメリカは国内でも国外でも進むべき道に迷っているように思えます。2009年に史上初の黒人大統領オバマの政権が誕生しましたが、彼は反対派の抵抗によって改革のイニシアティヴを失っています。また、国際経済の危機、核拡散の脅威、中国の台頭といった事態に、どのように対応していくのでしょうか。「現代アメリカ政治」では、そうした状況の紹介とともに、アメリカを動かすさまざまな力について考察し、これからのアメリカについて展望します。
タイトル 日本と中国はなぜ尖閣をめぐって対立するのか?
内 容 領土・領海問題は国民感情を刺激しやすく、お互いに譲ることができないので厄介な問題ですね。ところで、マスコミが報道する中国の「意図」に対する読みは事のすべてを説明しているのでしょうか。現在の東アジア情勢の中で、尖閣をめぐって強硬な姿勢を示すことは、中国にとってどのような利点があるのでしょうか。メディアの論調に惑わされることなく、中国の外交戦略の中で尖閣問題がどのように位置づけられるのか、「中国の論理」で考えてみましょう。日本の視点に固執せず、中国的視点に立つと問題がどのように見えるのか、対日・対米・対東アジア戦略といった観点から議論します。
タイトル 日本は外国の経済とどう関わるのか?
内 容 日常生活の中で、皆さんは食べ物や服などで外国から輸入された品物がたくさん使われているし、日本で活動する外国企業の名前を見ることも多いと思います。そのことから、皆さんにとっても身近なところで外国の経済が関わっていることが分かります。「経済学の基礎」と「世界経済論」では、世界経済の現状を理解できるように、経済学の基礎的な知識を身につけて、世界が抱えている諸問題を経済の面から理解できるようになることを目指します。授業では、世界が抱える問題として先進国と発展途上国との格差や環境問題、またTPP等の経済統合等を取り上げます。この授業を通じて皆さんが世界の経済問題を考えるきっかけになればいいと思います。
タイトル 紛争後の社会が安定するにはどうすれば良いのだろう?
内 容 世界各地では今なお紛争が絶えません。紛争によって生活の基盤が破壊されて仕事も無く、多くの人が貧困に喘いでいます。このような状態が続くと、また紛争が再発してしまうという悪循環に陥ります。国際社会では「平和構築」の名の下、国家の再建を支援しています。しかし、それはとても困難を伴う作業です。また、援助が必ずしもプラスに働くわけでは無く、害をもたらすことさえあります。この講義では、どうすれば上手くいくのかを具体的な事例を通して考えていきます。
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