外国語学部

在校生・卒業生の声

2007

秋山紗恵子さん外国語学部外国語学科中国語専攻3年(福岡県立明善高等学校)

もともとは英語が好きだったんですが、大学では英語以外の言語、外国語を学んでみたいと思ったので`「中国語専攻」を選びました。それと目覚まししい発展をみせる中国という国にも興味がありました。中国語の勉強を始めたのは大学に入ってからです。漢字に関しては日本人は有利だと思うのですが、やはり発音が難しいですね。今では日常会話ができるまでになりましたが、「3割は教えに頼って、7割は自分で勉強しなければいけない」と中国のことわざにもあるので、もっと努力しなければいけないなと感じています。中国語の習得だけではなく、専門分野になると歴史や文化、政治、文学と中国に関する幅広い知識が身に付きます。今後は中国へ留学もしてみたいと思っています。

2006

中村知代さん外国語学部外国語学科中国語専攻4年(岡山県立西大寺高等学校)

高校の時に語感の美しさに惹かれて、中国語を学びたいと考えました。そうした私の希望を聞いてくださった高校の英語の先生から、北九州市立大学を薦められました。実際に入学してからの大学の感想は、熱心に指導してくれる先生が多いということです。教科書だけでなく、先生自らがビデオや音楽、新聞記事などの教材を探して、惜しみなく提供してくれるので、中国語だけでなく、歴史や文化、政治、時事など、中国に関する幅広い知識が身につきます。また、中国語専攻では中国語はもちろん、英語の教職を取れるのも大きな魅力です。クラスは少人数制ですので、みんなとはすぐに仲良くなれました。さらに、私は中国語会話研究会というサ―クルに参むロすることで、交友の輪がいつそう広ガりました。中国に関心がある方たちに、ぜひ来ていただきたいと思っています。

2005

中村泰三さん外国語学部外国語学科中国語専攻4年(山口県立豊浦高等学校)

語学を核に総合的に中国を知る。中国語専攻は中国語を学べるだけでなく、歴史、文化、文学など総合的に中国を知るカリキュラムが充実しています。幼い頃から中国の文化や中国語に興味を持っていたので、中国に関しての豊富な知識が得られるこの学科が気に入っています。いまは、現代中国に至るまでの過程・歴史を勉強したいので、近現代史の研究に力を注ぎたいと思っています。学生生活で嬉しかったことは、中国語の弁論大会で入賞できたことです。また、中国語劇を演じるゼミに参加できたこともよかったです。この学校は中国からの留学生も多く、キャンパスでは中国語の会話が聞かれます。そういったことからも、ネイティブな中国語を学ぶにはいい環境が用意されているといえます。今後の予定では、来年に―年間の台湾留学を考えています。そして、語学はもちろんのこと、その背景に息づく文化なども積極的に吸収し、中国への理解をよりいっそう深めていきたいと思っています。

2004

眞島淳さん外国語学部外国語学科中国語専攻(平成16年3月卒業)(福岡県立筑前高等学)

通訳案内業試験(中国語)に合格して

【はじめに】私は、大学に入学して中国語の学習を始めました。これまでも中国語で十分なコミュニケーションができる能力を身に付けるために、中国語検定試験やTECC、HSKといった試験を中国語学習の目標として利用してきました。通訳案内業の試験については、中国語専攻の友人が去年同試験を受験し、その体験談を聞いて機会があれば受験したいと考えていました。また、今後大学で一生懸命学んできた中国語を活かして、中国や台湾の方々に日本について紹介したいと考えていました。そこで、本国家試験を受験することにしました。

【第1次試験】第1次試験は外国語についての筆記試験です。実際の問題については、市販の問題集を見ていただければよいと思います。私が受験した時の、おおまかな試験問題の内容は以下のとおりでした。(1)中国語を日本語に訳す(文章中のピンインを漢字に直す問題を含む。)。(2)中国語を日本語に訳す。(3)二字熟語の発音に関する問題(四つから発音が他と異なるものを選ぶ。)。(4)単語の問題(ATM、鬼ごっこ、靴べら、テロリスト等)。(5)中国語作文(ある日本語の単語を、40字以内の中国語で説明する。)。(6)中国語作文(観光関係の日本語の文章を中国語に訳す。)。また第1次試験対策として私が使用した教材は以下のとおりです。(1)「中国語通訳案内業試験対策単語集-第4版-」(日中学院)※この単語集は市販されていませんが、日中学院に電話すれば購入可能です。(2)「中国語上級作文」(白帝社)※これは、三年生の時、大学の作文の授業で使用したものです。(3)「絵ときシリーズ見てわかる日本伝統・文化編」(JTB)※私が受験した後に、この本の「生活・社会編」が出版されたようです。第1次試験では、単語と40字作文が合否の分かれ目になるということを、本で読んでいました。第1次試験の直前に、私は二週間あまりの教育実習があり、十分な対策をすることができませんでした。特に、上で挙げた①の単語集は、かなりのボリュームがある上に、繰り返しやらなければ定着しません。そこで、私のように心のどこかに心配を抱えたまま受験しないで済むように、十分な時間をかけてじっくりと対策されることをお薦めします。十分な対策ができなかったものの、今回結果的に合格することができました。その背景にはやはり、大学1年からこつこつと積み上げてきた力があると思います。後輩のみなさん、時間は少なくてもいいので、毎日中国語に何らかの形で触れ学習する時間を作り、こつこつと積み上げて下さい。それが何よりの試験対策だと思います。また、第1次試験の時間は2時間あります。最後まで諦めないで下さい。

【第2次試験】第2次試験の対策としては、毎日13:00〜13:10に放送される中国語ニュースを聴き、時事用語をチェックした他、台湾人の先輩と話すなどして、できるだけ中国語を話す機会を作りました。第2次試験は中国語面接及び人物考査です。これらは別々に行なわれるものではありません。試験官は三人、そのうち二人(中国人、日本人各一人)が中国語で質問をし、もう一人の方(国土交通省職員)は質問せずに、じっと試験中の私の態度を見ているという形式です。試験中は全て中国語で話し、質問は主に中国人の方がされます。質問内容は個人差があるようですが、私の面接内容は以下のとおりでした。(1)名前は?(2)学生か社会人か?学校名は?(3)中国語学習歴は?(4)留学経験は?(5)将来どういう職業につきたいのか?(6)最近の日本の教育改革についてどう思うか?(7)先週民主党と自由党が合併したが、これは今後の日本政治にどのような影響があると思うか?(8)日本には多くの簡易的なホテルがあるが、それについて中国語で説明して下さい。第2次試験はたったの五分ほどで終了しますが、ご覧の通り、①〜⑤は日常会話的な内容ですが、⑥〜⑧のようにかなり難しい内容が聞かれます。試験中、私は「この人に通訳ガイドを任せても大丈夫だ」という印象を与えるため、難しい質問をされても、笑顔でハキハキと、そして簡潔に答えるようにしました。実のところ、私は2次試験終了後、自分では落ちたものだと思い込んでいました。しかし、合格したことを考えると、自分の考えを中国語で表現することができればいいのかなと思います。それと、これも試験前に本で読んだことですが、自分の考えを簡潔にまとめて答えるようにするといいそうです。(あまりに答えが長すぎると途中で打ち切られるそうです。)また、上の①の質問に対し、名前だけを答えるのではなく、「私は眞島淳と言います。眞島淳の「眞」は真実の「真」、「島」は島嶼の「島」、「淳」はさんずいに「享受」の「享」の字です。」と答えたり、⑥の質問に対して「私は大学で教職課程をとっており、教育に非常に興味があります。」と言った具合に、プラスαをごく簡単に付け加えるといいと思います。(余談ですが、服装はスーツが好印象だと思います。)後輩のみなさん、日頃から中国人の方などと話すチャンスを見つけ、中国語の「話す」能力と「聴く」能力を高めておくようにして下さい。また、第3次試験でもそうですが、時事的な内容を問われますので、就職活動も兼ねて、日頃から新聞に目を通すようにして下さい。

【第3次試験】まず、はじめに私は第2次試験のところでも書いていたように、第2次試験は不合格だとばかり思っており、合格通知が届くまで何の試験対策もしていませんでした。第2次試験の合格発表から第3次試験までたった十日しかなく、教材を購入してから試験まで残り一週間を切っていたので、非常に短時間で焦って対策をする羽目になりました。正直なところ、私にとって第3次試験の対策が最も大変でした。それでも諦めず、残された時間で、やれることを精一杯やったのが合格につながったのかも知れません。しかし、こんなに危ない方法は絶対にお薦めできません。第2次試験の合否に関わらず、第2次試験の翌日から早速試験対策を始めることを心からお薦めします。第3次試験の内容は、日本地理、日本歴史、産業・経済・政治及び文化に関する一般常識にかかわる筆記試験で、時間は2時間です。第3次試験対策に使用した教材は以下のとおりです。(1)「第3次試験問題集-2003年度受験用」(ハロー通訳アカデミー)(2)「第3次試験対策地図帳」(ハロー通訳アカデミー)(3)「日本地理・日本歴史重要既出問題の関連演習問題集」(ハロー通訳アカデミー)(4)「日本地理・日本歴史重要事項のまとめ」(ハロー通訳アカデミー)(5)「産業・経済・政治・文化重要事項のまとめ」(ハロー通訳アカデミー)(6)「日本史総合図録」(山川出版社)(7)「新詳高等地図最新版」(帝国書院)(8)「観光日本地理」(日本観光通訳協会)(9)「日本文化・外交小史」(日本観光通訳協会)※(8)と(9)については、時間がなく使用しませんでしたが、時間があれば目を通しておいた方がいいようです。点が採り易いといわれる日本地理と日本歴史を重点的に勉強しました。その中でも、日本歴史は高校の時選択していたので、日本地理に時間をかけて対策をしました。上に挙げた教材を初めて見たときは、本当に危機感を感じましたが、諦めませんでした。日本歴史については、過去問題を解き、歴史全体の大まかな流れを把握するようにし、文化面を重点的に勉強しました。地理については、徹底的に地図帳で確認しながら、国立公園と国定公園に関する知識を頭に叩き込みました。そして、過去問をひたすら解きました。一般常識については、時間がとれなかったのですが、第2次試験の対策のところでも述べたように、就職活動も兼ねて、日頃から新聞に目を通す習慣をつけていたのが効を奏したと思います。時事的な問題が多く問われていました。

【終わりに】自分の名前が官報に載り、合格証書を手にしたときは、本当に嬉しかったです。また、今年は就職活動、教育実習、介護体験、卒業論文の作成など、やることが多かった年でしたが、それらと同時進行で試験対策を行い、最後まで諦めなかった自分に拍手を送ると同時に、自分に対して「よく頑張った、お疲れさま」という気持ちで一杯でした。今後、中国語圏の国々と日本の交流の掛け橋として何らかの貢献ができれば光栄です。また、私自身、今回の試験合格は私の中国語学習の一通過点に過ぎないと考えています。今回の通訳案内業試験合格を励みに、今後もマイペースで、そしてこつこつと中国語学習を続け、中国語力の更なるブラッシュアップに努めます。多くの先輩から、大学を卒業すると思うように勉強の時間がとれないとよく聞きます。これだけ勉強できる環境が整っているのは、大学が最後という人が多いと思います。後輩の皆さん、バイトや遊ぶ時間も必要ですが、ぜひ勉強する時間も大切にして下さい。短いスパンと長いスパンでの目標を定めて、順を追って、こつこつと勉強してほしいと思います。そうすれば、将来の選択肢も大きく広がるでしょうし、より多くの中国語を話される方々と交流することができると思います。頑張って下さい!陰ながら応援しています。最後に、私の今回の試験合格が、後輩の皆さんの中国語学習の励みになれば幸いです。

大学院外国語学研究科中国言語文化専攻1年西藤善乃さん

第二回「漢語橋」に参加して―世界28カ国、62名との出会い―2003年12月13日から23日まで、私は中国で開かれた「漢語橋」(世界大学生中国語弁論大会)に参加してきました。この大会は、今回が2回目で、中国国家対外中国語指導組織が、中国語を世界に広げること、また世界で中国語を勉強している学生たちが自分の力を発揮することを目的に開催したものです。各国の選手たちは国内での予選を通過し、中国での大会に参加しました。今回は、アジアから11カ国、ヨーロッパから10カ国、アフリカから3カ国、アメリカから3カ国、オーストラリア、ニュージーランドなどを含めた28カ国、62名の参加者たちが、上海・北京に集まりました。私たちは、お互いの国や言語について全くゼロに近い知識でしたが、「中国語」を通じて交流をすることができました!初めの5日間は上海の華東師範大学(教員養成学校)で4組に分かれ、コンテストの第一次予選が行われました。内容は、自分のテーマに基づいた弁論、その場で与えられたテーマについての弁論、中国に関する知識問題、中国芸術の披露の4項目でした。私は、「忘れ難い中国情」という題で、中国でのある出来事を通して、考えたことを話しました。その場で与えられたテーマは、「古い中国、新しい中国」というもので、中国語の即戦力を問われました。また、知識問題は、あらかじめ暗記していた問題(400問弱!)の中から、2,3問聞かれ、芸術披露では、中国河南省の方言劇を一人三役で演じました。皆、個性あふれる発表で、中には自分で作った曲を弾き語りしている選手もいました。大会の合間には、上海の有名な雑技を見に行ったり、豫園を散策したり、遊覧船に乗って外灘の夜景を見て、上海の魅力を満喫し、一方で活気あふれる街並みや人に触れ、「中国の今」を肌で感じることができました。そして、北京では中央電視台(日本のNHKに相当)にて決勝戦が行われました。決勝戦には、第一次予選を通過した16名が出場しました。予選とは違い、スタジオでの大会に緊張を隠せない様子でしたが、皆、それぞれの力を十分に発揮していました。また、万里の長城・紫禁城を訪れ、中国のスケールの大きさを感じ、北京ダックを食べ、中国を味わいました。まさに、「不到長城非好漢、不吃kao(火+考)鴨真遺憾!(長城に行かないやつは男じゃない、北京ダックを食べないのは本当に残念!という意味で、中国語で発音すると似た発音でおもしろい)」です。最終日には、10日間一緒に過ごしてきた仲間同士、メールアドレスを交換し(今もインターネットを通じてメールの交換をしています!)、「中国語」を通じて世界中に友達ができました。今回「漢語橋」に参加し、中国を理解しただけではなく、中国で縁あって出会った世界各国の参加者たちと交流し、視野が広がりました。中国語を勉強してきて、このような大会に出る機会を頂いたことは、本当に素敵なことだと思います。そして、これからも中国語を勉強していきたいと思っています。今度は機会があれば、中国で知り合った参加者たちの国にも訪れてみたいです!

2003

松葉瑠美さん外国語学部外国語学科中国語専攻(平成15年3月卒業)(宮崎県立日向高等学校)

中国の古代遺跡にあこがれ、いつか訪れたい、そのために中国語をと思って進学した私は、1年生から毎日1時間は必ず中国語が学べる環境がうれしかったです。最初の1〜2ヶ月で中国語の基礎の発音を学ぶのですが、これがしっかり身についていないと中国語は絶対通じません。また中国語の文法は英語のそれに似ている部分がありますが、中国語はやはり独自のもの、混同しないように。2年以降は中国の方言を勉強したり「中国文化論」として墨の文化を学び、布に墨絵を書いてみるなど愉快な実習もあります。私はついに念願だった万里の長城に立ち、現地大学生とも交流しました。卒業後も中国と関わっていきたいと思っています。

福山智香さん外国語学部外国語学科中国語専攻4年(東海大学付属望星高等学校)

インターナショナルな環境が魅力私はもともと語学が好きで、将来的には語学力が生かせる仕事に就きたいと考えていました。数ある語学の中でも、私は、世界中で13億人が使っている中国語に着目。これからは英語だけではなく中国語も話せた方がよいと考え、本専攻へ進学しました。中国語は発音がとても難しい言語なのですが、その点は入学当初からネイティブスピーカーの先生方が発音を基礎からみっちりと鍛えてくれますし、間違った発音は、すぐその場で矯正してもらえるなど、きめ細やかな指導にとても満足しています。キャンパスには中国からの留学生も多く、中国語でコミュニケーションを行う機会にも恵まれています。私はさらなる国際経験を求めて、2年次修了後に中国へ留学し、貴重な経験を積むことができました。大学では明確な目標を持ち、勉強することが大切です。

2002

井川千春さん外国語学部外国語学科中国語専攻(平成14年3月卒業)

まず私がなぜ中国語を学ぼうと思ったのかというと、外国語という未知の世界をもっと知りたいと思ったことと、外国語を学ぶのが好きだったからです。初めて中国語の発音を学んだとき、とても難しいと思いました。ですが繰り返し勉強するうち正しく発音できるようになりました。中国語を学ぶということは中国の悠久の歴史を学ぶということです。中国語を学ぶだけでなく、中国の文化や風習、社会、文学などにも興味を持って、視野を広げてみてください。きっとますます中国のことが好きになるはずです。是非一度中国を訪れ中国をからだで感じてみてください。日々新聞には様々な中国の話題が掲載されており、多くの日本企業は中国各地に進出しています。中国はかなりのスピードで発展を遂げていると言えるでしょう。そういった意味で日本は、中国との関わりをなくしてはいられません。多くの企業は中国語のできる人材を求めています。ただ中国語のみを学ぶのでなく、依然として国際社会では英語が重要な位置を占めているので、英語も学習することを忘れないでください。

2001

眞島淳さん外国語学部第1部外国語学科中国語専攻3年(福岡県立筑前高等学)

この専攻の特徴は、とにかく中国そのものにどっぷりとひたれること。中国語は勿論、歴史や文化、政治、経済、方言など中国を"フルコース"で学べるカリキュラムが用意されています。また、卒論の代わりに中国語劇を演じるゼミもあります。私は高校2年の時、修学旅行で北京を訪れ、中国の様々な歴史的建造物や中国人の大陸的な考え方にとても圧倒された経験があります。そのためこの専攻は私にとって格別のカリキュラムといえます。なかでも特に方言について研究を深めたい。ひと口に中国語といっても地域によって数多くの言語が存在するのです。現在は3ヶ月間の台湾留学をひかえて勉強中。教授の方々にもいろいろと親身になってアドバイスをしていただいてます。この専攻は、頑張り次第でかなり高いレベルの中国語が身につけられると確信しています。

石田圭一郎さん外国語学部外国語学科中国語専攻(平成13年3月卒業)

もともと私は中国語をコミュニケーションの手段としてビジネスをしたいという思いから中国語を専攻しました。実際に中国は世界の中でも経済成長は著しく、その影響力はアジアのみならず世界にまで及んでいます。「21世紀は中国の時代である」とよく言われますが、これから中国語を学び、それを生かした仕事をすることは何よりもやりがいのあることだと思います。授業の内容ですが、中国語専攻のカリキュラムは中国語を主として、他にも教養科目で経済学や情報処理概論(パソコンの授業)など多様な授業が選択できるようになっています。また中国関係の選択科目として中国の政治外交、中国の経済、漢文学など中国についての専門的な授業もあります。そして、中国語のほうも会話、講読、作文とバランスの取れた授業があり、ほとんどの先生が中国人の先生で本格的な中国語を学ぶことができると思います。さらに頑張れば英語も平行して勉強して十分な意思疎通ができるようにもなれます。私の周りにも英語も中国語と同等かそれ以上に話せる人がたくさんいます。主に英語と中国語が話されるシンガポールに行って2ヶ国語を話したり、アメリカで普段は英語でチャイナタウンに行って中国語を話したりと2ヶ国語話せるとどんどん楽しみが増えると思います。最後に語学は本人の頑張りだと私は思っています。大学に入ったら話せる訳ではありません。自分で積極的に取り組むことが大事です。その頑張りで全く話せないままか、何の不自由もないくらいに流暢に話せるかというぐらいにまで差はつくはずです。幸い北九州大学は留学生の多くが中国人であり、知り合いになれば親身になって教えてくれますし、お互いに日本語と中国語を教えあったりということもできるので中国語専攻の学生にとってはよい環境であると思います。ビジネスの手段としても大いに活用でき、13億人もの人たちが話す言語としても魅力のある中国語を学ぶことをお薦めします。

2000

安田麗さん外国語学部第1部外国語学科中国語専攻3年(西南女学院高等学校)

「丸ごと中国」。一言で中国語学科を表すとしたら、そう答えます。ネイティブの先生による会話や作文、日本人の先生による詳しい解説、そして政治・外交・経済・思想・文学・歴史...と、語学はもちろんあらゆる方面をカバーしています。卒業論文の代わりに中国語劇を演じるゼミもあります。中国語を学ぶと同時に、中国そのものを学ぶ学科であると言えます。内容の濃さも、大きな特徴です」。それは、1年間の中国留学であらためて実感しました。中国の授業と比べても遜色ない、レベルの高い授業が展開されています。ちなみに、北九州市は中国大連市の姉妹都市で、同時に大陸に最も近い都市の一つです。アジアへの働きかけも意欲的で、将来はアジアの中心都市になると思います。中国語を学ぶには、まさに最適な環境です。ここで自らを高めて、いずれは北九州市の国際化のお手伝いができれば、と考えています。

1999

上妻理恵さん外国語学部第1部外国語学科中国語専攻4年(大分舞鶴高等学校)

高校時代から語学に興味があった私は、「大学では外国語を勉強したい」と考えていました。特に「21世紀はアジアの時代、これからはやっぱり中国語だ!」と強く感じていましたので、北九大の中国語専攻への道を選びました。ところが、実際に中国語を学んでみると、その内容は予想以上にハード。特に中国語には同じような発音がいくつもあり、最初の頃は何一つわからず、発音の練習と漢字の勉強を毎日のように繰り返していました。それらはとても地道な作業でしたが、逃げずに頑張ったことで、私は中国語の持ついろいろな魅力を知ることができたように思います。

1998

山邉智明さん外国語学部第1部外国語学科中国語専攻2年(岡山県立総社南高等学校)

「中国」という言葉を聞いて、皆さんは何を想像するでしょうか。天安門広場、万里の長城、餃子...。観光地や食物などは思いつき易いですが、その他に関してはどうでしょうか。日本と中国は隣国であるにもかかわらず、「遠い国」のように感じます。実際僕もそう感じていました。しかし、「今から中国語のできる人材が求められるようになる。」という先生の言葉で気持ちは一転し、北九大の中国語学科の道を選びました。この学校の特色は、やはり少人数制で、先生方もネイティブの方が多く、生きた中国語を直接耳と口で学ぶ事ができます。また、語学の方面だけでなく、中国の歴史や社会情勢など、中国について知っておくべき所が、カリキュラムによってサポートされています。中国からの留学生も多く、キャンパス内での交流も盛んです。大学生活は、自分自身が勝負です。積極的に何かに打ち込める最高の時です。北九大で「遠い中国」を「近い中国」にしてみてはいかがですか。早川優子さん外国語学部第1部外国語学科中国語専攻(平成9年3月卒業)「中国語専攻」と言えば最近では増えてきましたが、まだまだ数少ない学部の一つだと思います。この貴重な学部を半信半疑で選んだ私自身、最初は何一つ分からず毎日のように発音の練習ばかりしていました。言語というのは、実際使ってみないと上達しないものですが、私はその点では恵まれていたのかもしれません。アルバイト先では中国人のお客様に説明する機会が多かったり、家の近所には中国人の方がいたりなど、大学で学んだ中国語を自然に使う事ができ、もしかしたら英語よりも身近な言語なのかもしれません。また大学は勉強だけではなく、多くの人と出会う大切な場所です。サークルやクラス、アルバイトなどで知り合った多くの先輩、友達は自分の人生の中で大きな財産となっています。大学を卒業し、社会人として現実の壁にぶつかっている今、大学で養った全ての経験を生かして乗り越えて行きたいと思います。

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