吉山 定見/ヨシヤマ サダミ/Sadami Yoshiyama
所属 | 【学部】機械システム工学科 【大学院】環境工学専攻機械システムコース |
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役職/職名 | 教授 | |
学位(授与機関) | 博士(工学)(岡山大学) | |
担当科目 |
【学部】熱力学Ⅱ・同演習,燃焼工学,物理実験基礎,機械工学実験Ⅰ, 機械工学基礎,コミュニケーション演習
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略歴 | 1988年 津山工業高等専門学校機械工学科助手 着任 1991年 岡山大学工学部助手 着任 1999年 岡山大学工学部講師 2002年 岡山大学大学院自然科学研究科講師 2009年 北九州市立大学国際環境工学部教授 着任 |
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専門分野 | 内燃機関,燃焼工学,熱工学 |
業績紹介
著書
ダミンダ・ヘワビタラネ,吉山定見,分担執筆,「フラッシュ蒸気機関を用いた排熱回収システム」,自動車熱マネジメント・空調技術(エンジン断熱・暖機,排熱利用(空調・蓄熱・発電・動力回収),駆動源別熱交換器・空調システム,内外装,PCU・モータ・バッテリー冷却まで),サイエンス&テクノロジー,2019年5月出版,ISBN:978-4-86428-195-9.
最近の主な論文,国際会議論文,主な外部資金(企業との共同研究を除く)
(1) Hewavitarane, D., Yoshiyama, S., Arishima, J., Izumi, M., Kusuhara, T., Hasegawa, S., Study of Ion current characteristics in Premixed Ammonia-Air Flames, 14th ASPACC (Asia-Pacific Conference on Combustion), May 2023, pp. 1-4.
(2) Hewavitarane, D., Yoshiyama, S., A Summary of Findings of the Subcooled Liquid Flash Boiling Cycle and its Applications to Automotive Waste Heat Recovery, Proceedings of the Ninth International Conference on Modeling and Diagnostics and Modeling for Advanced Engine Systems, COMODIA 2017, C203, pp.1-10, (2017)
(3) Hewavitarane, D., Yoshiyama, S., The Fundamentals Governing the Operation and Efficiency of a Superheated Liquid Flash, Boiling (S.L.F.B) Cycle Powered Reciprocating Engine for Automotive Waste Heat Recovery, SAE Paper 2015-01-1966(JSAE 20159063), (2015).
(4) Hewavitarane, D., Yoshiyama, S., Wadahama, H., Li, X., The Development of a Superheated Liquid Flash, Boiling (S.L.F.B.) Engine for Waste Heat Recovery from Reciprocating Internal Combustion Engines, SAE Int. J. Engines, 7(4): October 2014, pp. 1705-1721, (SAE Paper No. 2014-01-2592).
(5) Gao, Z., Wu, X., Huang, Z., Yoshiyama, S., Tomita, E., Yamazaki, K., Higashi, T., The interdependency between the maximal pressure and ion current in a spark-ignition engine, International Journal of Engine Research, Vol. 14, No. 4, pp. 320-332, (2013).
(6) 吉山定見,冨田栄二,東 太郎,山崎一樹,岡崎義路,渡辺誠三,福村義之,楠原 功,イオンセンサによる量産ガソリンエンジンにおける燃焼状態の検出,自動車技術会論文集,Vol. 42, No.1, (2011),pp. 155 - 161.
(7) Yoshiyama, S., Detection of Combustion Quality in a Production SI Engine Using Ion Sensor,SAE Paper No. 2010-01-2255,(2010).
(8) Yoshiyama, S., Tomita, E., Mori, M., Sato, Y., Ion Current in a Homogeneous Charge Compression Ignition Engine, Review of Automotive Engineering, Vol. 29, No. 3, (2008), pp.299-305.
(9) Yoshiyama, S., Tomita, E., Mori, Sato, Y., Ion Current in a Homogeneous Charge Compression Ignition Engine, SAE Paper No. 2007-01-4052,(2007).
(10) 吉山定見,冨田栄二,田淵伸雄,松本健治,松木克則,ガスケット型イオンによる火花点火機関の燃焼診断(機関運転条件がイオン電流波形に及ぼす影響),自動車技術会論文集,Vol.38, No. 6, (2007), pp. 47-52.
(11) Tanaka, T., Narahara, K., Tabata, M., Yoshiyama, S., Tomita, E., Ion Current Measurement in Homogeneous Charge Compression Ignition Engine, International Journal of Engine Research, Vol. 6, (2005), pp. 453-463.
(12) Yoshiyama, S., Tomita, E., Kitawaki, S., Ion Current during Exhaust Process under the Idling Condition in a Spark Ignition Engine, SAE Paper, No. 2005-01-3873, (2005).
(13) 吉山定見,冨田栄二,今橋武,市村俊輔,2ストローク低速ディーゼル機関における燃焼過程の考察,日本マリンエンジニアリング学会誌,39巻9号,(2004), pp. 1092-1099.
(14) 西山淳,冨田栄二,河原伸幸,吉山定見,定容容器内燃料―空気混合気の燃焼に及ぼす旋回乱流場および層状燃料濃度場の影響(第2報,燃料濃度場および乱流場が燃焼特性に及ぼす影響),日本機械学会論文集B編,70巻692号,(2004),pp. 1092-1099.
(15) Imahashi, T., Tomita, E., Yoshiyama, S., Ichimura, S., Estimation of Combustion Process Based on Rate of Heat Release Curve in a Two-Stroke Slow-Speed Large Marine Diesel Engine, Proceedings of 24th CIMAC World Congress on Combustion Engine Technology, (2004), pp.1-16.
(16) Yoshiyama, S., Tomita, E., Tabuchi, N., Matsumoto, K., Matsuki, K., detection of Flame Propagation Pattern in a Spark Ignition Engine Using Gasket Ion Sensor, SAE Paper No. 2004-01-1919, (2004).
平成18, 19年度地域新生コンソーシアム研究開発事業(経済産業省)に採択,「イオンセンサを利用した高精度エンジン制御技術の開発」,研究代表者
平成27年度〜平成29年度 科学研究費助成事業 基盤研究(c)(一般)に採択,「自動車用排熱回収システムに用いるフラッシュ蒸気機関の最適化」,研究代表者
平成29年度 新成長戦略推進事業 シーズ創出・実用性検証事業(北九州産業学術推進機構)に採択, 「量産ガソリンエンジン用シリンダヘッドガスケット内蔵型イオンセンサによる燃焼診断システムの開発」,研究代表者
平成29年度 科学技術研究助成(スズキ財団)に採択,「予混合圧縮着火機関におけるシリンダ内イオン電流分布の計測」,研究代表者
令和3年度 科学技術研究助成(スズキ財団)に採択,「低温熱源の排熱回収に用いるフラッシュ蒸気機関の開発」,研究代表者
令和4年度~令和6年度 科学研究費助成事業 基盤研究(c)(一般)に採択,「質量分析計によるアンモニア燃焼におけるイオン反応機構の解明」,研究代表者
学会関係
平成24年度 日本機械学会九州支部福岡東地区 地区長
平成24年度〜 現在 自動車技術会九州支部常任理事 学自研担当
平成29年度〜 令和2年度 日本機械学会エンジンシステム部門九州先進エンジンテクノロジー研究会 主査
平成30年度〜 現在 自動車技術会 代議員
企業メッセージ
イオンセンサを用いた量産ガソリンエンジンの燃焼状態の検出法の研究開発を行ってきた.現在は,炭化水素系燃料以外のカーボンフリー燃料の燃焼検出の研究も進めている.また,光学的計測などにより,燃焼に影響を与えるガス流動場,火炎の挙動などを測定する基礎研究についても検討を行っている.
2019年度から炭化水素系以外のCO2フリー燃料としてアンモニア燃焼に関する基礎研究を開始しました.
2021年度からCHEMKIN-Proを用いた反応計算と質量分析計による分析手法の研究を開始しました.
2023年度から水素燃焼に関する基礎研究を開始しました.
研究内容・所属研究室紹介
1.イオンセンサを用いた燃焼計測に関する研究
2.レーザによる燃焼計測に関する研究
3.排熱回収システムに関する研究
4.放電および火炎核形成に関する基礎的研究
5. CO2フリー燃料(アンモニア,水素)の燃焼検出法に関する基礎研究
6.CHEMKIN-Proを用いた素反応計算および質量分析計による化学種の検出法の研究
4気筒ガソリンエンジンの実験装置
研究室には,動力計システム,可視化エンジン,予混合バーナ装置,定積燃焼装置などを所有している.また,計測分析センターに配置されたレーザドップラ流速計や高速度ビデオカメラを利用可能である.
平成28年3月 Dhaminda Hewavitarane 氏に 博士(学術) の学位が授与されました.
平成28年11月 神谷友彰君が第54回燃焼シンポジウムにてベストプレゼンテーション賞を受賞しました.
平成29年2月 園元宏幸君が自動車技術会学生自動車研究会功労賞を受賞しました.
令和3年10月 Dhaminda Hewavitarane 博士が特任研究員として着任されました.(毎週2日勤務)
令和4年7月 機械システムコース ポスター発表会でM2 有島承多朗君,M1 工藤 瞭君が最優秀発表賞を受賞しました.
令和5年3月 有島承多朗君が自動車技術会大学院研究奨励賞を受賞しました.
令和5年4月より,Dhaminda Hewavitarane 博士は週3日勤務になりました.
令和6年3月 川本匠海君が自動車技術会学生自動車研究会功労賞を受賞しました.