陶山 裕樹/スヤマ ヒロキ/Hiroki Suyama
所属 | 【学部】建築デザイン学科 【大学院】環境工学専攻 建築デザインコース |
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役職/職名 | 准教授 | |
学位(授与機関) | 博士(工学)(九州大学) | |
担当科目 | 【学部】建築材料,建築材料実験,木質系構法,環境調和型資源循環学, 環境調和型材料設計論,卒業研究,卒業設計 【大学院】世代間建築特論,環境調和型材料工学特論 |
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略歴 | 2008年3月 九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻博士後期課程 単位取得退学 2008年4月-2011年9月 長崎総合科学大学工学部建築学科 助教 2011年3月 博士号取得 2011年10月-現在 北九州市立大学国際環境工学部建築デザイン学科 講師 |
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専門分野 | 建築材料学・施工学 |
業績紹介
【論文発表】
浮遊選鉱法によるフライアッシュ中の未燃炭素除去およびそのフライアッシュスラリーを使用したコンクリートの特性に関する実験的研究,高巣幸二,陶山裕樹,小山田英弘,日本建築学会構造系論文集,第79巻, 第697号,pp.331-340,2014年3月
コンクリート用フライアッシュスラリーの濃縮システムの開発,陶山裕樹,高巣幸二,小山田英弘,日本建築学会技術報告集,第20巻第44号,pp.1-4,2014年2月
各種粉体を外割混合したコンクリートにおける細孔組織を考慮した圧縮強度に関する検討,陶山裕樹,小山智幸,伊藤是清,松藤泰典,コンクリート工学論文集,第24巻第3号,pp.89-100,2013年9月
The Strength Properties of the Concrete used Eco-Cement, Fly Ash and Recycled Aggregate, Hiroki Suyama, Koji Takasu and Yasunori Matsufuji, 37th Conference on Our World in Concrete & Structures, Singapore, pp.391-398, Aug. 2012
乾式組積造煉瓦割付施工図CADアプリケーションの開発,松藤泰典,高巣幸二,陶山裕樹,日本建築学会技術報告集,第22号,pp.29-34,2005年12月
Ecomaterialization by Improvement of Materials Efficiency of Carbon and Glass Short-cut Fiber reinforced Cement Composites (CFRC and GFRC), Toshio Fukushima, Hitoshi Hamasaki, Koji Takasu and Hiroki Suyama, Transactions of the Materials Research Society of Japan, MRS-J, 29[5], pp.1879-1884, Aug. 2004
【著書】
建築材料 シリーズ〈建築工学〉6,共著,朝倉書店発行,2009年初版
受験生向けメッセージ
日本産のスギ・ヒノキは優れた建築材料ですが、ウッドデッキには使われません。全ての建築材料には長所と短所に加えて適切な用途があり、せっかくの高級建材も使う場所を間違えてしまうと1年もたたずに廃棄物になってしまう場合があります。みなさんが将来目指す建築士には、建物の適切な箇所に適切な材料を選ぶ技術が求められます。私の担当科目では、主にこの技術について演習を交えた学習を行います。
企業メッセージ
環境配慮型の建築に関連する指針や報告書が、日本建築学会などの国内学会から相次いで刊行されるなど、近年の建設業界では、地球規模での環境問題に対して更なる取り組みが模索されています。私の研究室では、例えばフライアッシュなどの副産物由来の粉体をコンクリートの性能を向上させる資源と捉えた上で、ポジティブにコンクリートに高含有させる技術について研究を行っています。この技術は、我が国の建設分野における省資源化および省エネルギー化に貢献できるものです。
研究内容・研究室紹介
建築材料の分野では、持続可能な社会を築くための新材料が模索されています。私の研究室では、性能、資源循環、経済性の3つの要素に配慮した建築材料の開発を行います。
現在、コンクリートに対象を絞った次の研究テーマを展開しています。
・副産物由来の粉体を高含有するコンクリート
・コンクリート中の細孔組織の形成過程
・異種コンクリートの合成
・フライアッシュ中の未燃カーボンの分離
・コンクリートの凝結前後の物性変化