ひびきのキャンパス

小山田 英弘/コヤマダ ヒデヒロ/Hidehiro Koyamada

小山田 英弘/コヤマダ ヒデヒロ/Hidehiro Koyamada

所属 【学部】建築デザイン学科
【大学院】環境工学専攻建築デザインコース
小山田 英弘
役職/職名 教授
学位(授与機関) 博士(工学) 九州大学
担当科目 【大学院】
・世代間建築特論

【学部】
・建築材料
・世代間建築デザイン
ほか
略歴 【出身地】 鹿児島県

【略歴】
1986年3月 九州大学工学部建築学科卒
1986年4月 民間企業にて「現場管理」、「建築積算」業務に従事
1991年4月 九州大学助手
2007年4月 九州大学助教
2012年4月 北九州市立大学准教授
2018年4月 北九州市立大学教授(現職)

【資格等】
・一級建築士
・技術士(建設部門)
・古民家鑑定士一級
ほか
専門分野 建築材料学および建築施工学
建築安全(施工から解体までの日常災害、リスクマネジメント)、仮設工学
構工法、建築コスト、維持保全
近代化遺産(産業遺稿)
各種材料の再利用
コンクリート工学(暑中コンクリート、中流動コンクリート)

業績紹介

【著書】
建築材料 朝倉書店 共著 平成21年 4月

仮設工学 −建設工事のQCDSEからSとEを中心として− 技報堂出版 共著 平成20年2月

【学術論文】
フライアッシュを外割混合したコンクリートを用いたRC柱部材の力学性状(共著),コンクリート工学年次論文集,第32巻,第2号P.73〜P.78,2010年7月

建設業従事者の身体機能に関する調査(共著),日本建築学会技術報告集,第31号,P.653〜P.656,2009年10月

Mechanical Properties of Concrete Beam Made of a Large Amount of Fine Fly Ash(共著), Proceedings of the 14th World Conference on Earthquake Engineering, 8pages (CD-ROM), 2008.10

フライアッシュを大量混合したコンクリートの実大模擬部材試験体による検証(共著),日本建築学会技術報告集,第28号,P.383〜P.388,2008年10月

石炭灰を大量混合したRC梁の曲げせん断挙動に関する実験的研究(共著),コンクリート工学年次論文集,第30巻,第3号,P.247〜P.252,2008年7月

フライアッシュを外割混合したコンクリートの圧縮応力―ひずみ関係のモデル化(共著),コンクリート工学年次論文集,第30巻,第3号,P.85〜P.90,2008年7月

無機粉体を外割混合したコンクリートの力学性状に及ぼす細孔空隙構造の影響(共著),コンクリート工学年次論文集,第29巻,第1号,P.231〜P.236,2007年7月

志免鉱業所遺跡建物に用いられたコンクリートおよび鋼材の品質に関する調査(共著),日本建築学会技術報告集,第24号,P.61〜P.66,2006年12月

労働者の年齢と死傷労働災害発生率の関係に関する考察(共著),日本建築学会構造系論文集,第610号,P.35〜P.40,2006年12月

強風時建設現場のリスク解析(共著),日本建築学会第22回建築生産シンポジウム論文集,P.97〜P.102,2006年7月

建築生産に関連する企業および国内外教育機関での実務教育に関する考察(共著),日本建築学会第22回建築生産シンポジウム論文集,P.143〜P.148,2006年7月

暑中期建設現場の作業温度測定と熱中症労働災害のリスク(共著),日本建築学会第22回建築生産シンポジウム論文集,P.235〜P.240,2006年7月

暑中環境における建設災害の発生傾向に関する研究(共著),日本建築学会構造系論文集,第600号,P.17〜P.22,2006年2月

Strength Evaluation of Friction-Resistant Type Dry-Masonry Structure for Realizing REUSE(共著),Proceedings of the 2005 World Sustainable Building Conference (SB05Tokyo), 09-028,P.2713〜P.2720,2005年9月

薄鋼板の横補剛効果を有する合わせ梁の曲げ耐力および剛性(共著),日本建築学会構造系論文集,第592号,P.185〜P.191,2005年6月

イタコルマイト組織のアナロジーによる重ね梁の損傷限界曲げ耐力および初期剛性(共著),日本建築学会構造系論文集,第591号,P.153〜P.160,2005年5月

摩擦抵抗型乾式組積造壁体のせん断耐力評価(共著),日本建築学会構造系論文集,第589号,P.173〜P.180,2005年3月

建設業における労働安全衛生マネジメントに関する研究 −日常災害としての建設労働災害−(共著),九州大学工学集報,第74巻,第3号,P.231〜P.236,2001年5月

建設業における労働安全衛生マネジメントに関する研究 −建築工事における墜落災害の傾向及び分析−(共著),九州大学工学集報,第74巻,第3号,P.237〜P.242,2001年5月

建設業における労働安全衛生マネジメントに関する研究 −建築工期と災害発生率の関係−(共著),九州大学工学集報,第74巻,第3号,P.243〜P.248,2001年5月

AN EXPERIMENTAL STUDY ON THE MIX DESIGN OF MEDIUM FLUIDITY CONCRETE(共著), TRANSACTIONS OF THE JAPAN CONCRETE INSTITUTE, VOL.22, P.21〜P.28, 2001.2

中流動コンクリートの調合法に関する実験的研究(共著),コンクリート工学年次論文集,第22巻,第2号,P.463〜P.468,2000年6月

表面及び内部の反発度と強度性状の相関に関する考察(共著),セメント・コンクリート論文集,No.53,P.805〜P.810,2000年2月

硬化コンクリートの反発度の深さ方向分布に関する実験(共著),セメント・コンクリート論文集,No.52,P.1012〜P.1017,1998年12月

生コンクリートの品質管理試験値の正規分布への適合に関する考察(共著),セメント・コンクリート論文集,No.51,P.566〜P.571,1997年12月

受験生向けメッセージ

「建築物」は、皆さんにとっては、例えば、生活、運動や文化・芸術活動、勉強などの「場(空間)」ということになるでしょう。

「建築学」の目的は、簡単に言えば、安全で快適な「空間を創造する」ことですが、「丈夫」で「機能的」でかつ「美しくある」ことです。また、家電品などとの違いは、建築物には同じ物はほとんどありません。工夫をして、「目的に合った建築物を造ること」が建築学のおもしろいところでもあります。

このためにも、いろいろなことを学ぶ(知る)ことが必要です。多くの事に関心を持って、学び・体験することが役に立ちます。

また、一つの建築物は、例え小さくても、設計から、工事、使用(運用)、解体に至るまで、多くの人が携わり、技術が応用されています。
建築デザイン学科の教員や授業の構成これらに沿っていますし、それぞれを専門とする教職員が揃っています。

一方で、この数十年の間に、豊かに(便利で快適に)なってきました。これと引き替えとまでは言いませんが、様々な環境問題が生じ、少子高齢化社会問題が深刻化して、現在の社会システムを維持するための課題が多くあります。

建築でできること、様々な立場の人が知恵を出し合い、協力して問題解決すること、より良い建築物を造ることは、大変やりがいのある仕事です。

企業メッセージ

常に現場(現状)にこだわり続けていますが、研究室や実験室に長く籠もっていると、つい情報収集が疎かになり、最新の情報や問題からずれていることに気付かないことがあります。
企業の皆様らの最新の情報や現在の課題のご提供、さらには、ご指摘を歓迎します。

個人的な研究テーマは、限定的なものもありますが、「建築材料分野」では、コンクリート、副産物、木材など、「建築施工分野」では、安全管理、現場管理、コスト、「仮設工学分野」では、期限付き建築物(仮設構造物)など、広く「建築生産」に関して、皆さんと一緒に取り組んで、より良い社会、未来の子供達に豊かな社会を残せる、「持続可能な社会システムの構築」、「システムの改善」を目標として活動しています。

またいずれも、他の分野、地域の研究者の方々とも協力した活動を行っています。私共でお手伝いできることがあれば、是非声をかけてください。

研究内容・所属研究室紹介

【研究の概要】
建築施工学に関連するテーマは,建設時から運用・解体に至るまでの日常的な事故(日常災害)について研究しています。リスクマネジメント手法をベースに,原因を分析し,対策を検討,危険性をわかりやすく伝えることで,避けられる事故を徹底してゼロにすること目指しています。
建築材料学に関連するテーマは,産業副産物のコンクリートへの有効利用,定期的な診断と補修による長寿命化,さらに,最近では再利用可能な古材(木材)に関心があります。

さらに,建築材料学,建築施工学両方に関連するテーマとして,ここ数年,暑中コンクリート工事における諸問題の解決に力を入れています。建築工事は,暑中コンクリートに限らず,適切な工程計画,予算計画,これを前提とした各種材料の製造・現場での工事(施工)を行うことが大切です。品質を低下させることなく,高耐久なコンクリート構造物を施工するため,製造から管理方法を対象に,他の大学や民間研究機関に所属される研究者の方々と共同で様々な角度から実験・調査を中心とした研究を行っています。

【所属学会】
・日本建築学会
・日本コンクリート工学会
・安全工学会
・産業考古学会
・九州産業考古学会
・中村式鉄筋コンクリート研究会

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