寺本 高啓/テラモト タカヒロ/Takahiro Teramoto
業績紹介
https://researchmap.jp/read0139851
研究内容・所属研究室紹介
私は、「光」と「コンピューター」を使って、新しい薬や材料を見つける研究をしています。
例えば、物質に非常に短いパルスのレーザー光を当てると、物質の中の電子が動きます。その動きを100兆分の1秒ほどの非常に短い時間スケールで観測すると、物質がどのように光を吸収したり、電気を流したりするのかが分かります。
私はこの「超高速分光」という技術を使って、分子の中で電子や原子がどのように動いているのかを調べています。さらに、テラヘルツ波という電波と光の中間にある電磁波も利用して、材料の性質を詳しく調べています。
最近では、こうした実験だけでなく、AIを使った研究にも取り組んでいます。
例えば、がんの治療に使われる薬をAIに設計させ、コンピューターによる計算で「この分子は薬として使えそうか」を評価します。そして、実際に分子を合成して、がん細胞に対する効果を調べます。
また、太陽電池などの新しい材料についても、AIで材料の候補を探し、超高速レーザーで実際の性質を測定するという研究を目指しています。
つまり、私の研究は、
「光で物質の秘密を調べる」
→「コンピューターやAIで新しい物質を探す」
→「実際に作って、その性質を確かめる」
という流れで、次世代の薬や材料を効率よく生み出すための方法を開発する研究です。
以下のサイトにあるものは私が参画していたJST-ICORP 超短パルスレーザープロジェクトで行っていた研究の紹介動画になります。2023年にノーベル物理学賞を受賞されたFerenc Krausz先生のインタビューもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=cAd-C8ISIKg