観察力と考察力をつけ「地域事業」を創造しよう!

担当教員城戸 宏史 所属マネジメント研究科 専門分野地域産業論、地域事業創造

ゼミの内容

 城戸ゼミでは経済学や経営学に知見、とりわけ経営分析のフレームワークを活かしながら、地域の企業、地域の組織、そして地域そのものをケースにして事業創造の提案を試みます。よって、現場に足を運んでフィールドワークやインタビューにも挑戦してもらいます。また、大学生としてのコミュニケーション能力を磨くために、地域経済や地域産業に係わる本や論文を読んで理解したことを整理して、簡潔な文章で第三者に伝えられるように、レジュメの作成に力を入れます。

 これらの取り組みは、最初はなかなか上手にはできないかもしれませんが、挑戦する心で取り組んで欲しいと思っています。ゆえに、城戸ゼミでは「汗をかく」「文章をかく」「恥をかく」の3つの「かく」をモットーとしています。

ゼミ生はこんなことができるようになる!

  • 街を歩いていて一般の人が気づかない街の変化などが気づく観察力がつきます
  • 経営のフレームワークに基づいた考察力がつきます
  • 地域に密着した新しい事業を提案するための基礎知識がつきます
  • 地域産業の特徴やメカニズムに係わる基礎知識がつきます
  • 少々の批判やストレスにはめげない精神力がつきます

ゼミ生 (OG・OB) の内定先

北九州市、下関市、大牟田市、九州経済産業局、三井住友海上、みずほ証券、NTTドコモ、中外製薬、大塚製薬、大正製薬、ゼンリン、鹿児島銀行、大分銀行、肥後銀行、三菱食品、日本アクセス、ヤマエ久野、リックス、東邦金属工業、共栄製鋼、日新製鋼など。

ゼミ生の声

 ゼミで行った企業との共同研究は大変でしたが学んだことも多く、教科書に載っていないような裏の事情まで知ることが出来て良かったです(笑)。また、就職活動においても先生に相談に乗って頂き、とても心強かったです。(K.S)

 城戸ゼミでは、ただ聞くだけの授業ではなく、実際に自分の目で見て、学んだことや感じたことを周りに発信し、自分のものにすることができます。また、企業の方やOBの方との関わりも多いので様々な価値観に出会うことのできる素敵なゼミです!(K.Y)

 城戸ゼミはゼミのOB、OGを始め、他大学の学生、数多くの社会人と関わることができ、自分の行動次第で多くのものが得られます。人との繋がりや様々な経験は、就職活動の時にはもちろん、社会に出てからも大きな支えとなります。その機会を与えてもらえるゼミです。飲み会やゼミ旅行も多く、仲の良いゼミですよ!(T.Y)

 厳しさの中にも優しさがある。そんなお父さんのような城戸先生は生徒一人一人に真摯に向き合ってくれます!また、他大学や社会人の方々との飲み会にも連れてってくれます。「学生生活の間に社会のことをもっと知りたい!」「多くの人と飲みたい!」という人はぜひ、城戸ゼミへ!(T.S)

 仲間と切磋琢磨し成長できる「環境」、机の上では知り得ない「学び」が城戸ゼミにはあります。(勿論、座学もありますが)ゼミでの講義・フィールドワーク・ゼミ旅行などの活動で得た知識や経験が、ゼミ生の自信と成長に繋がるゼミです。(Y.O)

このゼミを目指す人の推奨履修モデル

  • 1年: 入門経済学A・B、現代日本経済入門A・B、ミクロ経済学Ⅰ、マクロ経済学Ⅰ
  • 2年: 経済地理学Ⅰ・Ⅱ、地域経済Ⅰ・Ⅱ、地域政策、北九州経済分析Ⅰ・Ⅱ、ミクロ経済学Ⅱ、マクロ経済学Ⅱ
  • 3年: 業界研究Ⅰ・Ⅱ、産業組織論Ⅰ・Ⅱ、東アジア経済論
  • 4年:卒業研究

ゼミの活動内容

  • 3年1学期(前半):新書レベルの文献のレジュメ作成、分析フレームワークの習得
  • 3年1学期(後半):事業創造に係わる共同研究の実施
  • 3年夏休み:他大学の学生との共同研究の報告会の実施、ゼミ研修旅行
  • 3年2学期(前半):共同研究の仕上げ、共同研究の社会人へのプレゼン
  • 3年2学期(後半):論文や専門書レベルの文献のレジュメ作成
  • 4年:卒業研究に沿った文献調査やフィールドワークの実施、卒業研究の作成

ゼミで使用している「テキスト」や「おススメ本(漫画も含む)」

  • 遠藤功『経営戦略の教科書』光文社新書
  • 山崎亮『コミュニティデザインの時代』中公新書
  • 新雅史『商店街はなぜ滅びるのか』光文社新書
  • 原田勉『実践力を鍛える戦略ノート[戦略立案編]』東洋経済新報社
  • 原田勉『実践力を鍛える戦略ノート[マーケティング編]』東洋経済新報社
  • 百田尚樹『海賊とよばれた男(上)(下)』講談社

ゼミ指導教員の担当授業

  • 北九州経済分析Ⅰ・Ⅱ(2年生以上)
     Ⅰでは北九州地域の経済産業の歴史を概観しながら、都市としての北九州の変容過程を具体的な地域開発の事例を取り上げながら学びます。また、近年のソーシャルビジネスの動向についても考察を加えます。
     Ⅱでは北九州地域を中心とした北部九州に本社や拠点を置く企業の経営戦略やマーケティング戦略を考察しながら、北九州の地域経済・地域産業のダイナミズムについて検討を加えます。
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