法律学科紹介

法律学科について

法律学科で何を学ぶの?

  • 法律学科では、法の体系性や条文解釈・適用などを学び、法的思考力を身に付けます。
  • 1年生から少人数制のゼミ教育を行い、学生一人ひとりと向き合った教育を行います。
  • 卒業生は、法律の知識やリーガル・マインドを活かして、国家公務員や地方公務員として、あるいは、民間企業で活躍しています。また、法曹(裁判官、検察官、弁護士)として活躍している卒業生もいます。

法律学科の魅力

個性豊かな教員による「妥協なき指導」で、法的思考力を鍛え、法という道具を使いこなす「問題解決のプロフェッショナル」を育てます。

多様な人びとが生活する私たちの社会では、さまざまな問題が発生します。そうした問題をどのようにして解決するか。暴力を使って解決するという方法もあるでしょうが、そんな弱肉強食の世界、ほとんどの人にとって生きやすい社会とはいえないでしょう。

そこで問題解決の頼みの綱となるのが、「ことばの説得力」です。誰と誰のどのような利害が対立して問題が発生しているのか、社会の現実を冷静に見極めたうえで、論理的なことばのやりとりを積み重ねることでお互いの妥協点を見出し、問題を解決していくのです。そのときに重要な「道具」となるのが法(法律)です。

法という道具をうまく使いこなすことで、社会で起こっている問題を発見したり、今後起こりそうな問題を予測したり、あるいは自分の主張に強い説得力を持たせたり、問題の解決方法や新しい政策の実現方法を法律というかたちで表したりすることもできるのです。このように、法を使って社会問題を解決するための力を、法律学科では身につけることができます。

学びの特徴

法律学科の学びの特徴は、少人数制のゼミが充実している点と、段階的・体系的な知識を習得できる点です。

少人数制のゼミでは、専門分野の教員の指導の下、少人数の学生が法学に関するさまざまなテーマについて、主体的に研究に取り組みます。法律学科では、1年生ゼミと4年生ゼミを必修とし、法学を学ぶ入口と出口で密接な指導ができる体制を用意しています。また選択必修ではありますが、多くの学生が3年生ゼミを履修し、仲間との議論を通じて、専門的な知識と法的思考力の習得に励んでいます。

加えて、法律学科には、様々な法律科目が用意されており、自分の将来像と直結した専門的な知識を段階的・体系的に習得できるようになっています。

法律学科のカリキュラムの特色

専門的知識と実践的能力を養う

法律学科では、法理論に対する深い理解、広い知識および総合的判断力を持ち、諸々の法現象に弾力的に対処しうる法的思考・処理能力を身につけた能動的・実践的な人材の養成を目指しています。

一方で、オーソドックスな体系的法学教育を志しつつ、他方では、可能な限り専門教育科目を多様化し、演習形式の授業を取り入れています。さらには、機会あるごとに実務家による講義・講演等を催して、深遠な法理論と俊敏な実践性を習得しうる法学教育を目標としています。

法律に関する専門知識の段階的・体系的習得

法律学科の専門教育科目は、「コア科目」「総合科目」「公法」「刑事法」「民事法」「商事法」「基礎法」「社会法」「国際法」のグループ(専門教育科目群)に分かれ、各科目群から一定数以上の単位を修得する選択必修制となっています。

1年次から法律学における基本的科目(憲法(入門)、民法入門、刑法総論など)が用意されており、比較的早い段階で専門教育科目の基礎を修得できるようになっています。

法律学においては、特定の科目を履修するにあたって他の科目の知識が必要となることが少なくありません(例えば、商法を理解するためには民法の知識が必要とされます)。それ故、法律を学ぶ場合、段階的に知識を習得していく必要があります。

法律学科が提供する科目(今後の予定含む)は、下表のとおりです。

科目

少人数教育による法的思考力の醸成

法律学科では、1年次から少人数教育を重視しています。1年次には、「法学基礎演習Ⅰ・Ⅱ」を必修とし、今後、法律学科で勉学するための基礎的な知識・理解を身につけ、学生自身が、リサーチ(調査)・プレゼンテーション(報告)・ディベート(討論)することを通じて、大学生として社会人として必要な素養を修得してもらいます。

3年次からは各法律分野に分かれます。3年次には選択制で「専門演習Ⅰ・Ⅱ」、4年次からは必修の「専門演習Ⅲ・Ⅳ」を履修します。少人数教育の演習では、教員との質疑応答や学生間の活発なディスカッションを通じて、学生が主体的に授業に参加できる機会を提供し、総合的判断力を養います。