法学研究科

法学研究科の特色

法学研究科の教育目的は次のとおりです。高度化・複雑化する地域社会における多様な法的・政策的課題に対応しうる高度な研究能力を備えた人材、専門的知識を持ちかつ適切な問題解決能力を備えた人材、地域貢献を目指す高度で知的素養のある社会人の養成を目的に掲げています。

法学研究科は、複雑化した現代社会における多種多様な法的問題に対応する高度の研究教育機関としての役割を担っています。この目的のもとに、北九州都市圏および山口圏域における法学教育の中心となるべく、1984年に設置されました。現代社会では学習者の目的も多様化し、社会人教育や生涯教育に対応することが求められています。また、複雑化した現代社会においては、実践的な法的知識や法的思考力、高度の問題解決能力をもつ人材が強く求められています。

2013年度からは、大学卒業後間もない学生と社会経験・知識の豊富な社会人学生との相互啓発を図りながら、多様な進路希望に応じた大学院教育をより充実・強化するために、従来のアドヴァンストコースと社会人コースを統合した「専修コース」と研究者養成を目的とする「研究者コース」の2つの履修コースを設けています。

※定員:6名(1学年)、学位:修士(法学)

履修コース・カリキュラム

法学研究科では、教育目的を達成するために、研究者コースと専修コースの2つの履修コース制を導入しています。また、各コースには、各自が希望する専門分野に応じて、法律学系、政策科学系の2つの系を設置しています。

研究者コース

高度専門教育に対する社会的需要の高まりに対応して、法律学・政策科学等の社会科学の分野の研究者として必要となる精緻な専門的知識、創造性豊かな優れた研究能力・問題分析能力、高度な実践能力を備えた人材を養成します。

求める学生像(法律学系):法律学に関する基礎知識を備え、自らが専攻する法分野において研究者を目指すのに相応しい優れた学識と適性を備えた人

求める学生像(政策科学系):政治学・行政学などの社会科学に関する基礎知識を備え、自らが専攻する政策科学の分野において研究者を目指すのに相応しい優れた学識と適性を備えた人

専修コース

高度専門教育に対する社会的需要の高まりに対応して、高度で知的な法学の素養を持ち、法律学、政策科学のいずれかに軸足を置いた創造性豊かな優れた研究能力、専門的・実務的知識を身につけた高度専門職業人または社会人を養成します。

専修コースでは、卒業後にそのまま進学し、公務員、司法書士、裁判所事務官・検察事務官などの隣接法律専門職、また教員、マスメディア、政治家などの高度専門職業人を目指す人を求める学生像として設定しています。

また現在、社会人の方々でも、学部では十分に学習できなかった法律・政策学的知識を補強するべく引き続き幅広く勉学を続け、高度の法的素養・政策的素養を備えた方や、社会経験を基に、法律・政策に関連した特定の課題に強い関心を持ち、その課題をより専門的に考究する意欲があり、そのための基礎的な知識、能力の備わっている方々などを求める学生像として想定しています。

加えて、リカレント教育や生涯教育としても、特に職業経験を通じて養われた専門的知見を学問的見地からより深め、それを再び職業経験や社会的活動の中で生かすことを望む社会人の方々も想定しています。


※募集期間などに関しては、入試情報ページをご確認ください。