グローバルマネー時代を生き抜く智の体得!

担当教員前田 淳 所属経済学科 専門分野国際金融論

ゼミの内容

 マネーの国際的な運動は、とても活発で、ときには過激です。90年代末のアジア金融危機や、2008年以降のリーマンショックといわれる世界的な金融危機など、マネーがもたらす問題は、日本経済や私たちの生活にも大きな影響を及ぼしてきました。

 しかし、あまりにも巨大化し、しかも変化を続ける今日の国際金融の取引は、その全体像をますます把握しにくくなっています。

 本ゼミでは、このように複雑化し制御しにくくなっているグローバルなマネー現象を様々な角度から読み解き、解剖します。

ゼミ生はこんなことができるようになる!

  • ファイナンシャル・プランナーの試験などに合格するための勉強が楽になる。
  • 国際金融にかかわるテクニカルタームを友人にかっこうよく説明することができる。
  • グローバルな資産運用をする際の基本的な知識が身につく。
  • 海外勤務になったときに、国際問題を正しく理解し、そうした理解と知識を仕事に活かすことができる。

ゼミ生 (OG・OB) の内定先

福岡銀行、肥後銀行、ひびき信用金庫、東海東京証券、積水メディカル、山口県庁、北九州市役所など。

ゼミ生の声

 「先生と学生の関係が良好でとても仲が良く定期的に飲み会をするなど、楽しいゼミ活動をしています。」「国際経済を金融を主体にして学べ、日本の対外経済取引に興味がある方にお勧めです。基本ゆったりとゼミを進めており、個人が担当する発表の際には、細かく調べて、濃い内容の経済知識を皆で共有しています。飲み会も開いて皆ではしゃいでいます。」「ゼミ生みんな仲がいい!。雰囲気がよく楽しいゼミです。」「ゼミ全体が和気あいあいとしており、先生にも気軽に相談できるようなアットホームなゼミです。」

このゼミを目指す人の推奨履修モデル

  • 1年次  -現代日本経済入門AB、グローバル化する経済
  • 2年次  -国際経済論ⅠⅡ、金融論ⅠⅡ
  • 3・4年次-財政学、ファイナンス論、国際貿易論

ゼミの活動内容

①3年次・第1学期-卒業研究のテーマをゼミ生と話し合って決めます。4、5人で一つのテーマを選び、グループ研究という形で勉強を進めます。最近のゼミ生の卒論の研究対象としては、赤字化しつつあるという日本の経常収支(貿易収支)、中国の所得格差の問題、などです。そして、卒論のテーマに関連した参考文献を報告したり、統計データの収集・作成をしたりします。また、ゼミコンパも一度やりますね。就活のための自己分析(自分のトリセツ、すなわち、取扱い説明書の作成)やエントリーシートの書き方指導も、必要と要望に応じてやっています。

②3年次・第2学期-ひたすら、卒業研究の作成に励みます。参考文献の報告が中心です。さらに、卒論のタイトル、目次、図表、参考文献一覧の表記の仕方、正しい引用の仕方などを学びます。

③4年次・第1学期-卒業研究の内容をさらに深めます。とりわけ、問題の設定と予想される結論が何かについて、検討を重ねます。また、パワーポイントやレジュメを使った報告を学生は行い、就職後にも役立つプレゼン能力の涵養を目指します。

④4年次・第2学期-卒業研究を完成させます。形式や体裁を正しく統一し、ミスがないよう緻密な作品に仕上げることは、とても大切です。そうしたことにもエネルギーを注ぎながら、内容的にも学士の学位に値する卒論にします。卒業後も「あの時はがんばったな」としみじみと思い出される卒業研究を目指します。

ゼミで使用している「テキスト」や「おススメ本(漫画も含む)」

  • 秦忠夫ほか(2012)『国際金融のしくみ』(第4版)、有斐閣アルマ。

ゼミ指導教員の担当授業

  • 国際金融論
     為替取引、為替レート、国際収支など、基礎知識を教えています。
  • グローバル化する経済
     基盤教育科目です。自由貿易、労働移動、格差問題など、グローバル化に伴う世界経済の様相を説明しています。
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