文学部では、所定の単位を履修することで博物館学芸員の資格を取得することができます。
関連する授業のひとつ、門田彩先生の「博物館実習ⅠⅠ」では架空の展覧会のカタログを作る、という取り組みを行っています。
出来上がった作品をちょっと見せていただきましょう。
出来上がったカタログをもとにプレゼンテーションをしたりもするそうです。楽しそうですね。
架空の展覧会カタログを作るというユニークな試みですが、学生さんの反応はどんなですか。門田先生に聞いてみました。
普段目にしている展覧会カタログを実際に作るとなると、とても大変です。
まずは、展覧会のコンセプトを決め、作品を選び、章立てを考え、解説を書きます。
それをどのようなカタログに落とし込むか・・・内容を表しつつ、思わず手に取りたくなるような素敵なカタログにするには・・・大きさ、形、デザイン、色など、決めることが山のようにあります。紙をまっすぐに切る、一つの皺もよらないように貼る等、やってみると意外と難しい作業で、手先の器用さも要求されます。各自がそれぞれ自分のカタログを制作しますが、良い方法をお互いアドバイスしあったり助け合いながら、仕上げていきます。
展示直前まで手直しをして、見ごたえのあるカタログ9点が完成しました。
2月28日まで本学図書館一階のギャラリーで「展覧会カタログをつくろう! 展」が開催中。ぜひ足を運ばれてください。
作品を実際に手にとって見ることもできます。でも、壊れやすいので取り扱いには十分気を付けてくださいね。