合同会社デロイトトーマツ勤務
国際関係学科
【2011年3月卒業】
西山 純子さん
【長崎県立佐世保南高等学校出身】
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現在の職業についての内容や
やりがいを感じるところは? - 私は現在、自動車業界のクライアントが抱える経営課題を発見し、その解決に向けた戦略立案や業務プロセスの改善支援に携わっています。自動車業界は裾野が広く、クライアントごとに事業内容や直面する課題は大きく異なります。そのため、経営層の皆さまと共に本質的な課題を見極め、最適な解決策を提案するには、市場全体の動向と製造業の実務の両面について、常に学び続ける姿勢が求められます。
「100年に一度の変革期」と言われる現在、自動車メーカーのみならずサプライヤー各社も次なる一手を模索しています。自動車業界の動向は日本経済全体に大きな影響を及ぼすものであり、その変革を支えることが、次世代を生きる子どもたちにとって生きやすい日本づくりにつながっていると感じられる点に、大きなやりがいを見出しています。 -
現在のお仕事を選択されたきっかけは? - 実は、私は新卒でトヨタ自動車に入社し、2年前に現職へ転職しました。新卒時にトヨタ自動車を志望したのは、ゼミで取り組んだフィールドワークをきっかけに、新興国の経済発展に貢献できる企業で働きたいという思いを持つようになったからです。
フィールドワークでは、フィリピンにおいて貧困層の子どもたちを支援するNGOの活動に参加しました。その中で、NGOによる草の根の支援は非常に重要である一方、国全体の経済力を底上げするような産業や雇用創出の存在も不可欠であると実感しました。
トヨタ自動車は世界各国に生産拠点を持ち、工場が建設されることで雇用が生まれ、人が集まり、病院や学校、商業施設が整備され、さらに新たな雇用が生まれるという好循環を生み出しています。こうした形で新興国の経済発展に貢献できる点に強い魅力を感じ、トヨタ自動車への入社を決意しました。その後、自動車業界全体により広く関わりたいという思いから現職へ転職しましたが、「産業を通じて社会や経済の基盤づくりに貢献したい」という根幹の思いは、現在も変わっていません。 -
学生時代に学んだことや
現在のお仕事で役に立っていることは? - 学生時代に得た学びの中で、現在の仕事に特に生きていることは大きく二つあります。
一つ目は、大学の授業を通じて身につけた国際関係の知見や語学力です。自動車業界は国内市場だけでなく、国際社会の動向が事業に大きく影響する産業です。そのため、大学で学んだ国際協力や国際経済、中国経済、アメリカ経済などの知識は、現在の業務においても重要な基盤となっています。また、英語についても、大学時代に基礎をしっかりと身につけたことで、ビジネスの場面でも支障なく活用できています。
二つ目は、同じ問題意識を持つ友人や教授との対話を通じて得た学びです。大学には、世界の貧困問題や外交問題など、グローバルな課題に強い関心を持つ学生や教員が多く集まっていました。授業内外での議論を重ねる中で、多様な価値観や考え方に触れ、異なる意見を持つ相手を尊重しながら理解を深める姿勢を学びました。この経験は、現在、立場や考え方の異なる関係者と協働する際にも、大きく役立っています。
在学中を振り返ると、特定の分野を一つ極めたというよりも、自分の探究心に従って行動した四年間だったと感じています。実際に世界を自分の目で見たいという思いから、フィールドワークを重視するゼミに所属し、長期休暇にはアルバイトで貯めた資金を使って世界中を旅しました。さらに、同じような経験を持つ友人も多く、友人のフィールドワーク発表や旅の報告を通じて、世界をより身近に感じることができました。 -
これからの将来について
目標や目指していることは? - 子育てをしながら、無理のない働き方で仕事と家庭を両立できる女性の例となっていきたいです。日本は、そしてその中でも自動車業界は特に世界と比べてまだまだ女性の活躍が少ない業界です。これまで当業界で活躍されてきた女性の先輩方のおかげで、はるかに働きやすくなってきました。相当な苦労をされてきたと感じており、感謝の気持ちでいっぱいです。今度は私が次の世代の為に更に働きやすい環境を作っていきたいです。
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