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北九州市立大学

全日本空輸株式会社 勤務
外国語学部
英米学科
【2013年3月卒業】
豊永 梨央さん
【鹿児島県立甲南高等学校出身】
  • 現在の職業についての内容や
    やりがいを感じるところは?
     私は、8,000名以上の客室乗務員(以下、CA)が所属する客室センターにある、通称“客室デイリー”という部署に在籍しています。ANAグループの全ての便の運航状況をタイムリーに監視しながら、状況に応じてCAの乗務便を変更し、付随して発生する滞在先での宿泊や送迎の手配を行います。
     私は客室乗務職掌として入社し、国内・国際の全路線に乗務していますが、現在はスタッフアドバイザーという役職で、CAの資格を維持しながら3~4ヶ月に一度のペースで乗務しています。天候や機材整備事由などのイレギュラーが発生した際に、安全性・定時性を念頭に置きながらCAのスケジュールを調整し、オペレーションを維持した結果、お客様を目的地にお届けした時にやりがいを感じています。
  • 現在のお仕事を選択されたきっかけは?
     新卒の時は「英語を活かし、その場にいるだけで海外を感じられる場所で働きたい」と考え、ANA成田エアポートサービス株式会社に就職し、主にヨーロッパ系の外資系航空会社やANA国内線の旅客係員として、毎日目紛しくも充実した日々を送っていました。4〜5年が経過した頃「今度は自身がお客様にどうして差し上げることができるか」に重きを置くようになり、ステップアップしてもお客様と接することができる客室乗務職掌にグループ内採用で転職しました。
  • 学生時代に学んだことや
    現在のお仕事で役に立っていることは?
     学生時代には英語の表現力・スピーキング力強化を図るため伊藤健一先生の英語通訳ゼミを専攻し、分かりやすく端的な表現で伝えることの重要性とその言語表現をするために語彙力や専門知識などを身につける準備の大切さも学びました。 お客様とコミュニケーションをする際、表現を工夫することでより深く心を通わせることに繋がったり、現部署のような間接部門においても正確に意思疎通を図るなど役に立つ場面が多々あると感じます。 また、準備の大切さという点で、航空業界では何事も「安全最優先」で、根拠に則った正確な判断力が求められるため、規定・マニュアルなど知識の深化だけでなく、都度変更される業務内容を確実にキャッチアップし、過去事象から学び再発防止に努めるなど日々愚直に学ぶ姿勢が求められます。今後も日々学び、準備をする姿勢を大切にしていきたいと考えます。
     在学中は好奇心と、やりたいことにはどんどん挑戦する姿勢を大事にしていました。 特にTacoma Community Collegeでの半年間の留学では、6ヶ月しかない限られた時間を最大限に活かすべく、積極的に現地のコミュニティに参加したり、アメリカでしかできない経験を重ねたりするなど意識的に行動した結果、異文化理解がより深まったと感じます。 その経験を活かし、客室乗務員として乗務する際もさまざまな文化的背景や環境をもつお客様に寄り添えるよう心がけています。
  • これからの将来について
    目標や目指していることは?
     航空業界は、どの職掌・部署も一緒に飛行機を飛ばす大事な仲間で、大変面白い業界だと感じています。 今後も「好奇心」と「挑戦」を大切に、客室乗務員としてだけでなくオペレーション業務や地域創生など多くのことに挑戦していけたらと考えています。
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