悩みは君を強くする

学生を支える相談システム

北九大経済学部のゼミ

 大学に入学すると、学業のこと、就職のこと等々、様々な問題に直面します。そうしたとき支援してくれるのがゼミです。北九大経済学部のゼミは、その活動を通じて学業支援、就職支援を行っています。担当教員の支援はもちろんのこと、工場見学、ゼミ合宿を実施したり、様々なイベントに参加したりして、友情を深め、悩みを共有して自分たちで解決していく力を身につけていきます。

北九大の早期支援システム

 北九州市立大学は、学生が授業内容の理解困難など、様々な理由による長期欠席などを引き金にして、引きこもりや休・退学に陥ることを未然に防止するために、大学全体で組織的に支援する「早期支援システム」を実施しています。  具体的には、各学部が事前に選定したセンサー科目について、授業を受け持つ教員が出欠の確認をし、理由もなく3回欠席した学生に対して、学生相談室が電話等で呼び出しを行い、教員と学生相談室が面接指導を行うものです。

早期支援システムの面接対象者

 センサー科目(経済学部の場合、入門演習、基礎演習、専門演習Ⅰ・Ⅱ、卒業研究A・Bなど)の出欠状況について一定期間(概ね3週間)調査し、3回連続して欠席した者を面接対象者としています。対象となった学生の中には、病気、障害、悩みを抱える学生の他、「授業がわからない」「アルバイトが忙しい」「何となくサボってしまった」等の理由で大学へ来ず、修学指導を行う必要がある学生も多数存在しています。

早期支援システムにおける面接

 学生、経済学部教員と学生相談室職員による3者面接では、学生が抱える問題を「①生活」「②修学」「③進路」「④健康」「⑤心理」「⑥その他」に分け、学生と一緒に問題を解決することを基本に必要な支援を講じており、場合によっては卒業までの長期間について継続的に支援を続けています。