平成18年度北方キャンパス教員評価


 7.社会貢献分野

 社会貢献活動としては、心理カウンセラー、地域の活性化に向けての街づくり委員会、地域の環境問題への対応を検討する委員会、各種諮問委員会、審議委員会などがあり、北方キャンパス全体で数多くの貢献活動がありました。 平成 17 年度は、原則、1 件の社会貢献活動について、素点 1 を加算して、その教員の社会貢献分野の素点を計算しました。 しかしながら、それぞれの社会貢献によって、費やした時間、関わり方などが異なっているにも関わらず、同じ 1 件の社会貢献活動は全て素点 1 点になっていました。 この反省を受けて、平成 18 年度からは社会貢献の評価を件数で評価する場合と実働時間で評価する場合に区分し、実態に即した評価方法に変更しました。

 社会貢献分野では、自分の研究・教育に関する知識・技術を利用した社会貢献活動について調査を行い、5 段階で評価を行います。 まず、1 件 1 件の社会貢献活動の内容を考慮し、貢献した件数で評価する場合と、実働時間で評価する場合にわけ、素点を加算していきます。 ただし、実働時間で評価する場合は、最大点を設けています。 更に、次の基準に従い、社会貢献分野の素点を 5 段階で評価します。 「1.教員評価制度の概要」で説明したように、5 段階のうち、評価点 3 が「水準に達している」ことを表しています。 なお、社会貢献活動を行っていない場合は、特別に評価点 0 とします。

評価点 素点の合計
5  9 点以上
4  7 〜 8 点
3  5 〜 6 点
2

 3 〜 4 点

1  1 〜 2 点

 社会貢献分野の評価点の平均値を以下の表に示します。 表から、北方キャンパス全体では、3 以下であり、「改善の余地がある」ことが分ります。 社会貢献を行うことはとても大切なことですが、大学外からの依頼があったときに協力する形式での活動が多いのが実態です。 特に依頼がなかったので、本来業務である教育と研究に専念する教員が多かったことが原因だと思われます。

評価点の平均値
2.09

 5 段階での評価では、素点が 9 点以上の場合は全て評価点が 5 になります。 社会貢献分野での活動実績が掴みづらいので、社会貢献分野の素点の平均値と最高値を以下の表に示します。

素点の平均値 素点の最高点
7.10 52

 表から、素点での平均値は、3 以上となっていることがわかります。 社会貢献しやすい研究分野を持つ一部の研究者に、大学外部からの依頼が偏っている現状が分ります。 北方キャンパス では、 外部からの依頼を無碍にすることなく、出来る限りの協力を厭わない教員が多数いることがわかります。


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