






















Exams and careers
入試・進路
入試情報
国際環境工学部は、学校推薦型選抜・一般選抜(前期試験・後期試験)と受験のチャンスが3回あります。
試験日程・科目などの詳細はボタンをクリック(タップ)してご確認ください。
進路状況
卒業生
2023年3月の国際環境工学部卒業生は271人。
38%が就職で、就職決定率は99.0%でした。
また進学は57%で、そのうち約94%が本学の大学院に進みました。
Laboratory
研究室紹介櫻井・望月研究室
環境生命工学科(環境技術研究所)
化学と生物を融合させた新しい医薬・バイオテクノロジーを通して、ピンポイントで薬を患部(細胞・組織)に送達させる夢の技術(ドラッグデリバリーシステム; DDS)の開発をしています。この技術により薬の投与量を減らせ、副作用なく病気の治療が可能になることが期待されています。本研究室では、日本にはまだほとんど導入されていない最新の機器も多数有しており、最先端のDDS研究を行っています。現在は我々の開発した材料をがん治療や感染症ワクチンに応用することを目指し、医学部の先生方や製薬会社とも共同研究を進めています。
高巣研究室
建築デザイン学科
高度経済成長期から蓄積された膨大な建設物のストックが、その寿命を迎えはじめており、今後、多大な建設廃材の排出が予想されています。循環型経済社会ではリサイクル材料として捉える必要があります。これらの廃棄物及び未利用資源をコンクリートの構成材料と位置づけ、コンクリートの高品質化を図る研究を実施しています。
2017~2019年度に実施した環境研究総合推進費(ERCA)による研究開発(JPMEERF 20173003)」では、発電由来低品位燃焼灰を独自の浮遊選鉱手法で未燃炭素を除去することによってジオポリマーコンクリートの活性フィラーとして利活用しCO2排出量を従来より50%削減の可能性を示唆し、パリ協定の目標達成に貢献しました。
安井・寺嶋研究室
(資源循環技術研究室)
エネルギー循環化学科
最先端の理論・技術を駆使し、省資源・創資源をキーワードとして、アジアの持続的な発展に貢献する水処理システムを開発している留学生の多い研究室です。水環境を保全するための汚水処理分野においては、バイオフィルムや膜を用いた省エネルギーの生物処理システムを日本・ベトナムをフィールドに国交省や民間企業とともに研究しています。また、健康に欠かせない上水処理分野では、北九州市上下水道局が開発した装置を東南アジア各国に展開すべく、市と協力しています。そして、私たちの生活から永続的に排出される汚水・廃棄物からメタンを持続可能資源として得るために、国内外企業とメタン発酵システムの機構解明を進めています。
松本・藤山研究室
環境生命工学科
脱炭素社会のためのエネルギーマネジメント、循環経済システム、SDGs評価、市民の環境意識と行動、途上国の環境問題などについて研究しています。
現在は、①資源循環システムへの情報通信技術(ICT)の活用、②プラスチックリサイクルの革新的技術とそれを実現させるための社会システム、③使用済み太陽光パネルや電気自動車に搭載されているリチウムイオン電池のリサイクル、④インドネシアにおける環境教育の改善について、国(環境省、経済産業省、JICA)の大きなプロジェクトに関わっています。
Our orignal eduction
特色ある教育授業紹介
[環境問題特別講義][環境問題事例研究]
北九州地域は日本の四大工業地帯のひとつとして重化学工業を中心に発展、日本の近代化・高度経済成長のけん引役を果たしてきました。しかし、産業の繁栄は一方で激しい公害をもたらしました。1960年代「ばい煙の空」と呼ばれた北九州地域の大気汚染は国内最悪を記録、洞海湾は工場排水により「死の海」と化しました。
この公害問題に市民・企業・研究機関と行政が一体となって取り組んだ結果、環境は急速に改善され、1980年代には環境再生を果たした奇跡のまちとして国内外に紹介されるようになりました。
北九州市の環境エネルギーに対する取り組みは、世界で高い評価をうけており、2011年に「グリーン成長モデル都市」、2018年に持続可能な開発目標(SDGs)推進モデル都市に選定され、北九州市の基幹大学として、北九州市立大学国際環境工学部が、世界の環境エネルギー関連モデル都市の研究機関と連携を進めています。
第一線の研究者が所属する研究機関の教員とともに「環境問題特別講義」と「環境問題事例研究」に取組み、大学生活の第一歩を踏み出してほしいと願っています。
知る・触れる・身に付ける・学ぶ … そして、挑戦する
我々は「学び」にリアリティを与えます。
それは、ときには社会課題に向き合うことであり、ときには研究を介して未来の社会実現を想像することです。
1年生の環境問題特別講義と環境問題事例研究は、そうした「学び」の第一歩です。
これらの講義では、次を学びます。
- SDGsを達成するための世界およびそれぞれの地域課題とそれに向き合う科学技術を知る。
- 学びの羅針盤となる、環境技術研究所のリアルな研究テーマに触れる。
- 多様な人とつながるためのオンライン・スキルやグループ活動を身に付ける。
- 他の講義も楽しくなるデータ解析やシミュレーション技術の基礎を学ぶ。
そして、講義を横断して、学びとリアルをつなぐ地域企業へのインターンシップに挑戦する。
大学生活の主人公は皆さんです。我々は、皆さんの「最高の第一歩」を演出します。
Voice of seniors
先輩の声芹川 健太 さん
栗田工業株式会社
国内営業本部 東日本部門 関東営業三部 京浜営業一課
【学部】エネルギー循環化学科
【博士前期(修士)】環境システム専攻 環境化学プロセスコース
現在私は栗田工業株式会社という「水」を取り扱う企業で営業をしています。弊社は高度な処理技術を要する分野を得意とする企業です。また、営業という職種についてはお客様の窓口としての役割だけでなく、化学 機械工学 電気工学 語学力も必要となります。学びは学生だけに限った話ではなく、社会人になってからもずっと続くものだと日々感じています。
私が栗田工業に入社した理由は「“水“を究め、自然と人間が調和した豊かな環境を創造する」という企業理念に強く惹かれたからです。高校時代から将来は、環境問題解決に貢献できる職種を志していました。そして、この夢を叶える為に北九州市立大学に進学しました。
北九州市立大学は環境問題の解決に貢献できる夢のような技術について、多くの研究を行っています。技術力・科学力を駆使して社会に貢献したいと思うのであれば、北九州市立大学に入ることで充実した毎日を送れると思います。
中澤 美帆 さん
九州旅客鉄道株式会社
南福岡車両区
【学部】機械システム工学科
私は2020年の3月に機械システム工学科を卒業し、4月に九州旅客鉄道株式会社に入社しました。
今は車両係として列車の検査・修繕についての勉強をしています。日々現場で仕事をしている先輩社員の方々から技術者としての知識を教えていただき今までの生活では受けなかった刺激を受け充実した1年目を過ごしています。今後私は全九州の車両の保守管理に携わる技術者になり、また技術者になりたいと希望する女性の方々が増えるような環境づくりに貢献できる存在になりたいと考えています。実際に車両について学んでみて車両は様々な分野の知識が必要であると感じました。
国際環境工学部は他学科の学生と講義を受ける機会が多いため、幅広い分野に触れることができました。その経験が今生きていると感じています。みなさんもぜひ大学生活の中で自分の学んでいる分野のみではなく幅広い分野の考えに触れて知識を身に着けてください。
長野 陸 さん
ソフトバンク株式会社
テクノロジーユニット技術戦略統括AI戦略室 AIエンジニアリング部
【学部】情報システム工学科
【博士前期(修士)】情報工学専攻 通信・メディア処理コース
現在私はソフトバンク株式会社のAIエンジニア兼データサイエンティストとして画像関連の研究開発及びビジネス実装に携わっています。
学部では幅広いITの知識及び技術を身につけ、大学院ではそれらの知識を農業に生かすという研究を行っておりましたが、そこで身につけた技術や知識は現在の職場でとても役に立っております。
同期及び先輩社員はエンジニアという技術的な視点とビジネスロジックという社会的な観点の両方で抜きん出たスキルを持った方々ばかりで毎日とても良い刺激を受けています。
私自身の将来の目標は、まず周りの方々が持っている知識及び技術を全て身につけジェネラリストとしてキャリアを築き、社内起業制度やソフトバンクアカデミア生として日本及び世界に名を残せるようなエンジニア及びビジネスマンになることです。
高校生の皆様も自らの考えを強く持って自分自身の将来を切り開いていってください!!
柴尾 雅浩 さん
株式会社デンソー
AD & ADAS技術2部 第4技術室 技術2課
【学部】情報システム工学科
【博士前期(修士)】情報工学専攻 通信・メディア処理コース
私は現在、大学院時代の研究テーマの1つであった、次世代の車載レーダを設計する仕事に携わっています。
学部時代に講義で学んだ工学分野に対する基礎知識と研究でつけた専門知識は非常に役立ち、6年間で学んだ知識は必ず無駄にはならないと感じています。
大学院では、国際学会に参加する機会も複数回掴み、初めての経験をたくさんし、学生生活も十分満喫しました。
院進学や就職先、価値観など私の中で北九州市立大学は人生について考える重要な場所となりました。
現在は、世に出ていない製品を設計することに、毎日新たな学びがあり、楽しく仕事を行っています。
今後は現在設計に携わっている製品が製造段階まで進めば、その後は次々世代の車載用レーダの設計を行うことになっています。
最先端の技術を製品に落とし込むことは非常にワクワクします。
私のこの会社での夢は、入社志望理由としていた交通事故0を実現することです。
小野本 憲人 さん
日本製鉄株式会社
設備・保全技術センター 土木建築技術部 土木技術室
【学部】建築デザイン学科
【博士前期(修士)】環境工学専攻 建築デザインコース
ご安全に!日本製鉄株式会社の小野本憲人です。
在学中は高巣研究室でコンクリート材料の研究をしていました。4月に日本製鉄へ入社し、現在は、広大な製鉄所内の設備を守る設備エンジニアの業務と、新しいセメント材料の研究開発に携わっています。今後は、鉄を
作る際に副産物として発生する「鉄鋼スラグ」などの利用拡大や性能向上に携わりたいと考えています。
建築なのに鉄鋼メーカー!?と思うかもしれませんが、建築が携わる仕事は建設業界だけではなく、多岐にわたります。私が高校生の時は建築士の仕事しか知りませんでした。。。
これからの高校・大学生活を通して、本当に自分の興味のある仕事やしたいことを模索する時間は、非常に有意義だと思います。是非、北九大で未来を見つけてください!
三宅 里佳 さん
花王株式会社
研究開発部門 テクノケミカル研究所
【学部】環境生命工学科
【博士前期(修士)】環境システム専攻 環境バイオシステムコース
私は大学の4年間と大学院の2年間を北九州市立大学で過ごしました。幼いころから「科捜研の女」に憧れ化学の道を目指し、高校生の頃には大学院までを見据えて受験に励みました。大学や研究室では化学を初め物理や数学に生物まで幅広く学ぶ機会をいただき、研究室で過ごした3年間は本当に私の人生の大きな財産になりました。
現在花王(株)の研究者として日々研究に励むことができるのも、大学での経験が私に自信を持たせてくれたからだと思っています。花王では自ら考え行動することが求められます。研究を通して何を成し遂げたいのか、そのためのビジョンを思い描く事は難しいですが、日々やりがいを感じ仕事ができる魅力的な環境です。今の私の夢は研究開発を通してモノづくりを行い、世の中に貢献することです。
高校生はこれからどんな未来も手にできる無限の可能性を秘めています。まずは少しでも興味のあることからやってみる事が何かに繋がるきっかけになると思いますので、夢を見ることを諦めないでほしいと思います。
Information
各種情報
キャンパスライフ
学生数
国際環境工学部には、1,104人が在学し、女子学生の割合はおよそ4人に1人です。(2023年5月1日現在)
また、皆さんが充実したキャンパスライフを送れるよう、学生相談室には臨床心理士を就職情報室には就職カウンセラーを配置し、様々なサポートを行っています。
北九州サイエンスガールプロジェクト
「北九州サイエンスガールプロジェクト」は、2019〜2020年度と2022〜2023年度に科学技術振興機構(JST)・次世代人材育成事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」に採択された、北九州市立大学の理系進路応援企画です。