北九州市立大学図書館

マラッカ海峡 : シンガポール、マレーシア、インドネシアの国境を行く

マラッカ海峡
著者・編者名
田村慶子
所属(学部)
法学部
発行年月
2018年 8月
出版社名
北海道大学出版会
内容

マラッカ海峡を挟むマレーシアのジョホール、シンガポール、インドネシアのリアウ諸島。中世は同じマレー王国だった三つの地域が植民地支配によって分断され、異なる国家として独立し、異なる歴史を歩んだ。しかし、現在は、発展するシンガポールからの投資がジョホールとリアウ諸島の経済発展を牽引している。同時に、人の流れも活発で、この三つの地域の交流は国境が引かれても活発である。本書は、三つの地域の人とモノの交流の歴史と現在をシンガポールを中心に綴り、さらにリアウ諸島に残る二つの大きな戦争の記憶について述べる。もちろん、日本との関わりについてもクローズアップしている。さあ、本書を片手にマラッカ海峡を旅してみよう。

【構成】
はじめに.........田村慶子
Ⅰ 地名から見る世界都市シンガポール.........田村慶子
Ⅱ マラッカ海峡―安全と平和を求めて.........佐々木生治
Ⅲ コーズウェイ―愛憎と共存のシンガポールとマレーシア.........田村慶子
Ⅳ 「昭南島」―戦争の記憶を見る.........田村慶子
Ⅴ ガラン島・レンパン島―島に残る大戦の痕跡.........本田智津絵
おわりに.........岩下明裕

※図書の画像は出版社から許可をいただいて掲載しています。

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