2014.3.27 教員著作図書
明清食糧騒擾研究

著者・編者名 |
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堀地 明 |
所属(学部) |
外国語学部 |
発行年月 |
2011年12月 |
出版社名 |
汲古書院 |
内容 |
本書は、16世紀後半から20世紀初頭の中国明清時代における食糧をめぐる紛争(食糧騒擾)を論じた書である。16世紀後半から20世紀初頭は、日本では戦国時代から明治末年にあたる。日本語の食糧騒擾は、漢語では「搶糧搶米(そうりょうそうまい)」と記す。本書では、明清時代に発生した食糧騒擾の件数と発生地域を明らかにし、特徴的な事例の分析から食糧騒擾の運動形態の分析を行い、民間社会と国家が飢饉対策を通じ、いかにして食糧騒擾に対応したのかを論じた。食糧騒擾の個別事例の分析では、騒擾の発生から鎮圧までの運動の過程を重視して論じた。また、明清時代中国の食糧騒擾と近代欧米・近世日本・イスラーム世界の食糧騒擾との比較史的考察を行い、食糧騒擾の中国的特質を解明しようと試みた。。 |
※図書の画像は出版社から許可をいただいて掲載しています。