北九州市立大学図書館

知価革命

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推薦者名
田中淳平
著者・編者名
堺屋太一
所属(学部)
経済学部経済学科
発行年月
1985年12月
出版社名
PHP研究所
内容
本書は著名の評論家、堺屋太一氏の代表的著作の一つで、「人間は豊富なものを沢山使うのは格好が良いという美意識と、不足なものは節約するのが正しいという倫理観を持つ」という一見あたりまえの人間認識を切り口にして、古代から現代、そして未来にいたる文明社会の動態メカニズムを明快かつ説得的に論じた文明評論の秀作です。私は大学生の時に本書を読み、文明の動態という極めて複雑で多元的な問題を論じるにあたって一つの的確な分析視角を設定し、そこを出発点に分析対象の本質を実に鮮やかに浮かび上がらせる堺屋氏の洞察力と分析的手腕に舌を巻いた記憶があります。

※図書の画像は出版社から許可をいただいて掲載しています。

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