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高機能木材研究所のオープニングセレモニーを行いました【広報スタッフ日記】

 ひびきのキャンパスに新しい施設が完成しました。この建物は、国際環境工学部建築デザイン学科の福田展淳教授の研究室と、メルディアグループの株式会社三栄建築設計との共同研究施設です。CLT(Cross Laminated Timber)という木材を使用し、外壁と屋根をジグザグした折り紙状の折版構造で建設した国内初の建物です。

 この研究所では、断熱性能の検証や圧縮木材の研究、耐火木材の研究などが行われる予定です。約8mある高い天井を活かして、長い木材を使用した検証も可能となります。

 
                        外観                         外壁はガルバリウム鋼板を貼っています


          壁も天井もジグザグしています

 建物は「メルディア高機能木材研究所」と名付けられ、2020年1月17日にオープニングセレモニーを行いました。セレモニーでは、まず、松尾学長の式辞がありました。その中で、くしくも今日は阪神淡路大震災が発生した日で、25年目になるという話が出ました。住宅は本来、私たちの身を守ってくれるものだが、崩れ去ると、逆に凶器になってしまうことを思い知らされたそうです。

 三栄建築設計の小池社長の挨拶では、阪神淡路大震災後の現地で、もろく崩れている被災現場を目にしたことを話されました。この災害を防ぐことが長年の夢で、少しでも役立つ結果が生まれることを期待してこの研究を進めていくそうです。

 
                       看板                                           松尾学長の挨拶


          三栄建築設計 小池社長の挨拶

 また、2人の方より祝辞をいただきました。
 福岡県林業振興課の中川係長からは、CLTを使った建築物が完成し、皆さんに見てもらえる機会ができたことはありがたい、木材産業が進んでいく研究がされることが意義深いとの言葉をいただきました。
 北九州産業学術推進機構(FAIS)の松永理事長は、この研究で不燃材や耐火材など新しい技術を開発してもらえれば、日本の森林活用がもっと進んでいく、学研都市にある他の技術で連携して協力できればと思っていると話されました。

 その後、松尾学長を始め、龍副学長、福田教授らによるテープカットが行われました。テープカット後の謝辞で福田教授は、この施設の完成は、これまでの小規模な実験からより実証的な研究に繋げる大きなステップとなるので、さらなる努力を怠らず研究に邁進すると話されました。

 
                テープカット                           福田教授の謝辞

 オープニングセレモニーの後は構造見学会が行われ、福田教授と、構造設計を担当した藤田慎之輔講師による説明がありました。建物の内側は天井や壁の木材のとてもよい香りがします。壁の間接照明のカバーは、建築デザイン学科の学生が制作したものです。

 
              福田教授の説明                               藤田講師の説明


           学生制作の間接照明カバー

 木材研究所の詳細についてはこちらをご参照ください。

<登録日>
2020年02月07日