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受験生のみなさんへ北九州市立大学法学部へようこそ

政策科学科ではこんなところです。

 政策科学科で何を学ぶの?

■政策科学科では、政治と政策の理論を学び、実践的行動力を身に付けます。
■4年間にわたる少人数制のゼミ教育を通じて、一人ひとりの状況にあった教育を行います。多彩なフィールドワークの機会もあります。
■公務員やジャーナリスト、議員など、公共的な場所で活躍する人材を多く育てています。

 政策科学科の魅力

理論に強い頭脳と実践的な行動力の両方を鍛えます。

 政策とは、広くは社会的な集団(国家、自治体、企業など)が抱える問題の、解決のための方針とその具体的手段を言います。政策科学科は、政策を立案し、実行するプロを育てるための学科です。政策科学科では、
  ① 適切な政策とはどのようなものか
  ② どのように政策が決定され、実行され、評価されるのか
  ③ 国や地域が抱える政策の課題にはどのようなものがあるのか

を学び、最終的には、国や地域社会が世界とのかかわりの中で今後発展するために、どのような政策が必要とされるのかを、学生が自分の力で考えられるようになることを目指します。また、企業などの社会的集団も、その集団が発展するための集団内部の政策を必要としています。ですから、「政策を構想し実行する能力」は、社会のどこに行っても役立ちます。

 「政策を構想し実行する能力」を養うために、政策科学科では、まず政治と政策に関する理論をしっかり学び、その上で、現場での調査やフィールドワークを行います。具体的には、政治学、行政学、西洋政治史、福祉国家論、公共政策論、現代政治思想、アジア地域社会論、都市政策論、都市経営学、都市経済論などの科目を勉強します。また、外国語での研究に必要な能力を養う外国語文献研究の授業も用意されています。

(カリキュラムの詳細はこちら:政策科学科のカリキュラム

 公務員として、会社員として、またその他の職業につく社会人として、十分に活躍するための「理論に強い頭脳と実践的な行動力」を養えることが政策科学科の魅力です。

公務員のリアルを知ろう!

 公務員を目指している、といっても、その具体的な仕事のイメージはつきにくいかもしれません。そんな学生のために、政策科学科では実際に公務員として勤務されている方から学ぶ機会を多く設けています。最近では、北九州市職員の方々(ベテラン、中堅、若手の3人=写真左)による講演会を行い、公務員になってよかったこと、これからの仕事の展望など、大いに語っていただきました。

 学びの特徴

4年間の少人数制のゼミで、自分で研究する力を身に付けます。

 政策科学科の特徴は、ゼミが大変充実していることです。ゼミとは、教員の指導の下、少人数の学生が政治や政策に関するさまざまなテーマについて、主体的に研究に取り組む授業をいいます。(ゼミによっては、長期間のフィールドワークや、海外での研修、合宿なども行います。)

 政策科学科では1年次に主に大学での学習法の基礎(議論の作法や論文執筆の技術など)を学び、2年次、3年次にそれぞれの興味にしたがって専門的なゼミで学習や研究を深め、4年次に卒業論文を執筆します。

 一般的に、ゼミは3年生から始まる大学や学部が多い中、政策科学科では2年次からゼミを行います。ともすれば中だるみとなりがちな2年次の時間を無駄にすることを避けること、また専門的知識を活用して、自ら考える思考力を養うためにより多くの時間がかけられること、などが大きなメリットになります。

 政策科学科で、ゼミが通常開催されるのは以下のテーマです:
政治学、政治理論(政治哲学・政治思想史含む)、政党政治・地域統合、比較政治、環境政策、地域政策(限界集落・NPOなど)、都市政策、まちづくり、地域活性化、社会保障政策、途上国開発政策、地方自治・行政政策
※ゼミによっては教員の研修や欠員などで閉講になる場合もあります。

 ゼミでの学習や研究は、学生の将来の活躍のための土台になるだけでなく、教員やゼミの仲間との関係は、一生の財産になります。

(ゼミの詳細はこちら:政策科学科のゼミ

まちづくりの実際を学ぶ―門司港レトロ地区

 1年生の基礎ゼミはただ単に学習スキルを学ぶだけではありません。この段階から、学生は政策の理論習得や実践に役立つさまざまな課題に取り組みます。たとえば、政策のなかでも特に注目される町づくり。先日は1年の基礎ゼミ生たちが門司港レトロ地区を訪ね、まちづくりに取り組まれている方から貴重なお話を伺いました。そこでの取材をもとに、ゼミで意見を出し合い、よりよいまちづくり政策についてみんなが考えを深めています。

 政策実践プロジェクト

教員、ゼミの仲間と協力しながら、フィールドワークで政策の実際を学びます。

 政策実践プロジェクトは、講義で学んだ理論を実践に移すための政策科学科独自のプログラムです。

 まちづくりや福祉、地域政策、地域活性化などそれぞれの分野で、フィールドワークを行います。

 理論を知った上で、専門家の意見を聞く、知らない人とコミュニケーションを取り、アンケートを行う、データや統計を使って、政策を提言する―こうした実践が学生の「社会人として活躍する力」の土台になります。

こんな政策実践プロジェクトがあります ⇒リーフレット (PDF) はこちら!

北九州市の文化まちづくり(2017年度・田代ゼミ)

 講義で学んだ政策理論や政策分析方法を活用しながら、政策立案能力を伸ばせるのが、政策実践プロジェクトです。教員の指導の下、学生プロジェクトチームの北九州市への文化まちづくり政策の提案は、こんな感じで進みました。(指導:田代洋久教授、期間:2017年5月~2018年2月)

目的:北九州市の文化的資源を活用して、都市イメージの向上と魅力を高める文化まちづくり政策を考える。

【事前学習】予備知識を得るために、北九州市の担当部局の方から、文化政策のレクチャーを受けました。

【フィールドワーク】市内の文化施設を訪ね、イベントにも参加し、現状と政策課題を確認。

【政策提案の検討】実現性や効果の観点から検討を重ね、政策提案を練り上げました。

四つの政策提案

【政策提案】北九州市文化部長の他、関連部局課員の前で、学生が政策提案を行いました。

詳しくはこちら(PDF)≫

 学生の進路

公務員、ジャーナリスト、議員など、多彩な仕事で卒業生が活躍しています。

 政策科学科の学生の進路の特徴は、公務員や、ジャーナリスト、議員など公共的な仕事が多いことがあげられますが、近年では会社員として活躍する学生もとても増えています。

 最近の就職先には、次のようなものがあります:

福岡県庁、熊本県庁、宮崎県庁、高知県庁、福岡市役所、北九州市役所、山口市役所、下関市役所、京都市役所、福岡法務局、福岡国税局、熊本国税局、門司税関、東京税関、広島地方検察庁、福岡地方裁判所、山口県警察、広島県警察
日本銀行、みずほ銀行、大和証券、SMBC日興証券、日本生命保険、三井住友海上火災保険、朝日新聞社、読売新聞社、共同通信社、鹿島建設、三菱自動車工業、ヤンマー、日本通運、西日本旅客鉄道 など

議員:福岡県議会、田川市議会、佐賀市議会