法律学科で何を学ぶの?
■法律学科では、法の体系性や条文解釈・適用などを学び、論理的思考力を身に付けます。
■1年生からの少人数制のゼミ教育を中心に、一人ひとりと向き合った教育を行います。
■法曹や公務員など、法律の知識を活かして活躍する人材を多く育てています。
法律学科の魅力
法を使って社会問題を解決する論理的思考力を鍛えます!
多様な人びとが生活する私たちの社会では、さまざまな問題や利害の対立が発生します。そうした問題をどのようにして解決するか?暴力を使って解決するという方法もあるでしょうが、そんな弱肉強食の世界、ほとんどの人にとって生きやすい社会とはいえないでしょう。
そこで問題解決の頼みの綱となるのが、「ことばの説得力」です。誰と誰のどのような利害が対立して問題が発生しているのか、社会の現実を冷静に見極めたうえで、論理的なことばのやりとりを積み重ねることでお互いの妥協点を見出し、問題を解決していくのです。そのときに重要な「道具」となるのが法(法律)です。法という道具をうまく使いこなすことで、社会で起こっている問題を発見したり、今後起こりそうな問題を予測したりすることができます。あるいは、自分のことばに強い説得力を持たせたり、問題の解決方法や新しい政策の実現方法を法律というかたちで表したりすることもできるのです。
このように、法を使って社会問題を解決するための力を、法律学科では身につけることができます。つまり、法とは何か?法の世界における「正しさ」とは?といった基礎理論から、法律や判例の読み方などの実践的能力、憲法、民法、刑法といったさまざまな法分野ごとの体系的・専門的な知識の習得などを通じて、論理的に考える力を徹底的に鍛えることができるのです。
法律学科とは、法という道具を使いこなす「問題解決のプロフェッショナル」を育てるための学科なのです。
学びの特徴
少人数制のゼミと体系的なコースで、一人ひとりの力を伸ばします!
法律学科の学びの特徴は、①ゼミが充実している点と、②履修コースごとの段階的・体系的な知識の習得ができる点にあります。
① ゼミの充実
ゼミとは、専門分野の教員の指導の下、少人数の学生が法学に関するさまざまなテーマについて、主体的に研究に取り組む授業です。
法律学科では、1年生のゼミと4年生のゼミを必修とし、3年生のゼミを選択制としています。つまり、まず学習の入り口である1年生のゼミ(「法学基礎演習」)を通じて、法律情報の調べ方、判例の読み方といった法学の入門的知識を少人数で効率よく習得します。また、学習の出口にあたる4年生のゼミを必修とすることで、卒業まで密接な指導ができる体制を用意しています。さらに、ほとんどの学生が選択する3年生のゼミ(「専門演習Ⅰ・Ⅱ」)から4年生のゼミ(「専門演習Ⅲ・Ⅳ」)の中で、人前で発表したり仲間や教員と議論したりすることを通じて、積み上げた専門的な知識を定着させるとともに、論理的な思考力や総合的な判断力も養うことができるようにしているのです。
ゼミでの学習や研究は、みなさんの将来の活躍のための土台になるだけではなく、教員やゼミの仲間との関係は、一生の財産になります。
(法律学科のゼミの詳細はこちら:法律学科のゼミ)
② 履修コースごとの段階的・体系的学習
法律学科では、「総合法務」「公共法務」「企業法務」の3つの履修コースを用意しています。みなさんは大学卒業後の自分を想定して、これらのコースのいずれかに所属します。そして、それぞれのコースで必要となる専門科目を履修していくことで、自分の将来像と直結した専門的な知識を段階的・体系的に積み上げることができるようになっているのです。
(法律学科のカリキュラムの詳細はこちら:法律学科のカリキュラム)
学生の進路
法曹や公務員をはじめ、法律の知識を活かして卒業生たちが活躍しています!
法律学科の学生の進路の特徴は、公務員(特に地方公務員)になる学生が多いことです。その他に、金融、サービス、製造などさまざまな民間企業にもバランスよく就職しています。また、法科大学院へ進学する学生も毎年輩出しています。
最近の就職先には、次のようなものがあります。
みずほ銀行、日本政策金融公庫、福岡銀行、山口銀行、広島銀行、大和証券、SMBC日興証券、日本生命保険、第一生命保険、住友林業、資生堂、伊藤園、ゼンリン、丸紅 など
進学先には、次のようなものがあります。