学部学科・大学院

吉塚 和治/ヨシヅカ カズハル/Kazuharu Yoshizuka

所属 【学部】エネルギー循環化学科
【大学院】環境システム専攻
      環境化学プロセスコース
吉塚和治
役職/職名 教 授
学位(授与機関) 工学博士(九州大学・昭和61(1986)年)
担当科目 【学部】分析化学,電気化学,環境分析実習,卒業研究
【大学院】プロセス設計学(博士前期),プロセス設計学特論(博士後期),特別研究(博士前期・後期指導)
略歴 昭和56(1981)年 九州大学工学部合成化学科卒業
昭和61(1986)年 九州大学大学院工学研究科博士課程修了
昭和61(1986)年 佐賀大学理工学部講師
平成2(1990)年 佐賀大学理工学部助教授
平成8(1996)年 ドイツ・ハイデルベルグ大学,ドレスデン工業大学へ留学
平成13(2001)年 北九州市立大学国際環境工学部教授,現在に至る。
平成15(2003)年 北九州市立大学国際環境工学研究科博士課程担当教授,現在に至る。
平成17(2005)年 英国・クランフィールド大学客員教授(平成22年3月まで)
平成18(2006)年 北九州市立大学教育研究審議会委員(地域貢献室長)(平成21年3月まで)
平成19(2007)年 北九州市立大学国際連携環境研究センター長(平成24年3月まで)
平成26(2014)年 国立台北科技大学国際客座教授
専門分野 化学工学,分離工学,分離分析化学,計算化学

研究・教育・社会活動概要

有機および無機固体材料,特に金属酸化物やそのハイブリッドを主たる対象として,環境・エネルギー・資源に係わる研究に化学的な立場から取り組んでいる。専門学術分野である分離工学(イオン交換,溶媒抽出,膜分離等)をベースにして,「新規な材料・プロセスの開発やブレークスルーは,基礎研究と応用研究の相乗効果なくしては達成し得ない」をモットーに,実用・応用を視野に入れながら研究を進めている。
 具体的には,
(1) 海洋深層水や地熱水,塩湖かん水からのリチウムの実用的分離回収システムの開発
(2) 有価廃棄物からのレアメタルのリサイクルシステムの開発
(3) 地熱水や地下水からのヒ素やホウ素の除去システムの開発
(4) 機能性分離材料やそのハイブリッド材料の新規合成法の開発と分離回収システムへの応用
(5) コンピュータケミストリーによる物質分離メカニズムの定量的解明の研究
を行っている。 
 教育に対しては,しっかりとした基礎学力,基礎知識と広い視野を持った研究者,技術者の育成を目標として,実験,講義,演習はもちろんのこと「研究活動を通しての教育」を最重要課題として取り組んでいる。
 社会活動としては,産・官との複数の共同研究,国内,国際学会の理事・委員,学術雑誌の編集委員などを務めている。

研究キーワード

環境分離材料,イオン交換・吸着,溶媒抽出,膜分離,湿式冶金,レアメタルリサイクル,海洋深層水利用,分子モデリング,分子シミュレーション,リチウム,ヒ素,ホウ素,酸化チタン

主な研究業績

(2010年〜現在までの主要著作抜粋)
(1) ”ウユニ塩湖のリチウムをゲットせよ!”, 吉塚和治, 化学, 65(5), 52-55 (2010).
(2) ”Synergistic solvent impregnated resin for adsorptive separation of lithium ion”, K. Onishi; T. Nakamura; S. Nishihama; K. Yoshizuka, Ind. Eng. Chem. Res., 49), 6554-6558 (2010). 
(3) 『The Global Arsenic Problem: challenges for safe water production』 (N. Kabay; J. Bundschuh; B. Hendry; M. Bryjak; K. Yoshizuka; P. Bhattacharya; S. Anac ed.), CRC Press (2010).
(4) ”Analytical survey of arsenic in geothermal waters from sites in Kyushu, Japan, and a method for removing arsenic using magnetite”, K. Yoshizuka; S. Nishihama; H. Sato, Environ. Geochem. Health, 32, 297-302 (2010). 
(5) ”竹活性炭による廃水中の水酸化テトラメチルアンモニウムのイオン交換吸着分離”, 山口絢子; 西浜章平; 吉塚和治, 日本イオン交換学会誌, 21(4), 375-381 (2010). 
(6) ”海水やかん水からのリチウム回収技術−アンデスの塩湖からのリチウム回収への挑戦”, 吉塚和治, 化学と工業, 64(10), 771-773 (2011). 
(7) ”Selective recovery process of lithium from seawater using integrated ion exchange methods”, S. Nishihama; K. Onishi; K. Yoshizuka, Solv. Extr. Ion Exch., 29, 421-431 (2011).
(8) ”海水からのリチウム回収”, 吉塚和治, 近藤正聡, プラズマ・核融合学会誌, 87(12), 795-800 (2011). 
(9) ”Selective recovery of platinum group metals from spent automobile catalyst by integrated ion exchange methods”, S. Tanaka; A. Harada; S. Nishihama; K. Yoshizuka, Sep. Sci. Technol., 47, 1369-1373 (2012).
(10) ”Lithium recovery from geothermal water by combined adsorption methods”, J. E. Park; H. Sato; S. Nishihama; K. Yoshizuka, Solv. Extr. Ion Exch., 30(4), 398-404 (2012).
(11) ”Selective recovery of copper, cobalt and nickel from aqueous chloride media using solvent impregnated resins”, F. Guo; S. Nishihama; K. Yoshizuka, Solv. Extr. Ion Exch., 30(6), 579-592 (2012).
(12) ”海水からのリチウム回収の実際”, 吉塚和治, ペトロテック, 35(9), 653-659 (2012). 
(13) ”海水からの実用的リチウム回収”(平成23年度学術賞受賞論文), 吉塚和治, 日本イオン交換学会誌, 23(3), 59-65 (2012). 
(14) ”Selective recovery of valuable metals from spent Li-ion batteries using solvent-impregnated resins”, F. Guo; S. Nishihama; K. Yoshizuka, Env. Technol., 34(10), 1307-1317 (2013). 

(15) ”Quantitative structure property relationship of logP for radiopharmaceutical technetium and rhenium complexes by using molecular dynamics calculations”, K. Yoshizuka, H.-J. Pietzsch, S. Seifert, H. Stephan, Solvent Extr. Res. Develop. Jpn. , 20, 15-27 (2013).

(16) ”Thermal-swing adsorption of europium(iii) with poly(n-isopropylacrylamide) combined with acidic extractant”, S. Nishihama, S. Matsunaga, S. Takayama, T. Ookubo, K. Yoshizuka, T. Fujigaya, N. Nakashima, Solvent Extr. Res. Develop. Jpn., 21(1), 37-45 (2014).

(17) ”Arsenic Removal from Geothermal Water by Integrated Ion Exchange Methods”, K. Yoshizuka, S. Nishihama, ”Innovative Materials and Methods for Water Treatment: Challenges for Arsenic and Chromium Removal”, CRC Press (2016).

(18) ”Selective Recovery of Lithium from Cathode Materials of Spent Lithium Ion Battery”, A. Higuchi; N. Ankei; S. Nishihama; K. Yoshizuka, JOM, 68(10), 2624-2631 (2016). 

(19) ”様々なかん水資源からのリチウム回収技術”,  吉塚和治, 日本海水学会誌, 70(6), 347-353 (2016).

(20) ”Precious metal extraction by N,N,N',N'-tetraoctyl-thiodiglycolamide and its comparison with N,N,N',N'-tetraoctyl-diglycolamide and methylimino-N,N'-dioctylacetamide”, Y. Sasaki, K. Morita, M. Saeki, S. Hisamatsu, K. Yoshizuka, Hydrometallurgy, 169, 576-584 (2017).

 合計 審査付論文:170報,審査付国際会議論文:52報,総説・解説:25報,著書:9編 

  Publication List Cited in Scopus

社会連携活動

共同研究・受託研究

進行中
(1) 地熱発電技術開発(新エネルギー・産業技術総合開発機構)(平成27年〜29年)

(2) 科学研究費補助金(日本学術振興会) 基盤研究B(平成28年〜30年)


終了(北九州市立大学赴任以降)

(1) 環境研究総合推進費(環境省)(平成26年〜28年)

(2) 循環型社会形成推進科学研究費補助金(環境省)(平成21年〜23年)

(3) ナノテクノロジー・ネットワーク拠点事業(科学技術振興機構,物質・材料研究機構)(平成19年23年)

(4) 原子力システム研究開発事業(科学技術振興機構)(平成17年21年)

(5) 21世紀COE事業(文部科学省,佐賀大学海洋エネルギー研究センター)(平成14年18年)

(6) 地域新生コンソーシアム研究開発事業(経済産業省,産業技術総合研究所九州センター)(平成15年16年)

(7) 太陽光発電技術研究開発事業(新エネルギー・産業技術総合開発機構)(平成15年17年)

(8) 科学研究費補助金(日本学術振興会) 基盤研究C(平成12年〜13年),基盤研究C(平成14年〜15年),基盤研究C(平成18年〜19年),基盤研究B(平成20年〜22年),基盤研究B(平成23年〜25年),挑戦的萌芽研究(平成24年〜25年)

   (研究代表者として科学研究費補助金受領:合計13件) 

学会活動など

所属学会
 化学工学会, 日本溶媒抽出学会, 日本イオン交換学会, コンピュータ化学会, アメリカ化学会, 日本原子力学会

委 員など
 化学工学会九州支部長(平成29年〜), 日本溶媒抽出学会常任理事(平成26年), 日本イオン交換学会常任理事(平成23年), 化学工学会北九州化学工学懇話会幹事(平成13年), 日本溶媒抽出学会学会誌編集委員長(平成24年), Editor of Solvent Extraction and Ion Exchange (Taylor&Francis, 2008), Editor of Desalination (Elsevier, 2009), 北九州市環境審議会委員(第8期第11期, 平成20年〜29年)

リンク集

エネルギー循環化学科『分離工学研究室』ホームページ
(公財)北九州産業学術推進機構(研究者情報)