個人と組織の統合

担当教員山下 剛 所属経営情報学科 専門分野経営学、経営組織論

ゼミの内容

 ゼミでのテーマは、「組織と個人の統合」です。現代は組織社会であり、組織なくしては、現代社会は成り立ちません。したがって、皆さんが「組織とともに生きる」ことは避けて通れません。組織の論理と個人の論理は、同じではありませんので、両者は時に対立・葛藤します。組織と個人という場合、例えば、企業を例にすれば、単に企業と従業員を指すだけでなく、企業と顧客、企業と地域住民、企業と株主、等々、さまざまな「組織と個人」の対立・葛藤があります。このゼミでは、この多様な意味での「組織と個人」の対立・葛藤という問題についてどう考え、どう対応するかを様々な側面から考究していきたいと思います。また、本テーマについて考える中で、全体を通じて、読み・書き・話す力をつけることを目指します。

ゼミ生はこんなことができるようになる!

 「組織と個人の統合」を実践できるようになるのが目標です。そのための知識を勉強しますが、何よりもゼミ自体がその練習の場だと思っています。読むこと、書くこと、話すこと(聞くこと)、全てにおいて「組織と個人の統合」が志向され、思考できるように、共に学んでいけたらと思います。

ゼミ生 (OG・OB) の内定先

金融機関(福岡銀行、みずほ銀行、宮崎銀行等)、公務員(北九州市役所、福岡国税局、東京国税局、門司税関等)、日刊スポーツ新聞社、あらた、名門大洋フェリー、大和リース、シャボン玉石けん、NTTビジネスソリューションズ、タカギ、等。

ゼミ生の声

 ゼミの時間は二コマありとても大変ですが、みんなで議論していくこともでき、ゼミ生同士は仲がいいです。(A.U)

 ゼミ合宿、ゼミのみなども定期的に行っており議論ではたくさん意見を言い合うことができています。(M.K)

このゼミを目指す人の推奨履修モデル

  • 1年生:経営学入門、企業と社会、経営管理論
  • 2年生:経営組織論、経営戦略論
  • 3~4年生:人的資源管理論、マーケティング論Ⅰ・Ⅱ、応用戦略分析

ゼミの活動内容

1学期

  • 論文・テキスト輪読(論文2本、テキスト1冊)
  • 本の交換会
  • ビブリオバトル準備
  • ゼミ面接準備

2学期

  • ゼミ面接準備・実施
  • 合宿(11月or 12月)
  • 4年生の基礎文献報告聴講
  • ビブリオバトル準備・参加
  • ポスターセッション準備・参加
  • 基礎文献報告準備

1学期

  • 3年生のゼミで議論に参加
  • 3年生に就活アドバイス
  • 卒業研究テーマの決定

2学期

  • 基礎文献報告(卒業研究のベースとなる文献1冊を3年生にわかるように説明)
  • 合宿(3年生と合同)
  • 卒業研究完成・提出

※基本的に、3、4年は合同でゼミを進めていきます。

ゼミで使用している「テキスト」や「おススメ本(漫画も含む)」

テキスト

  • 三戸浩・池内秀己・勝部伸夫『企業論[新版・補訂版]』有斐閣(2012年度)
  • P.F.ドラッカー『ネクスト・ソサエティ』ダイヤモンド社(2013年度)
  • 三戸公『ドラッカー 自由・社会・管理』未来社(2014年度以降)

おススメ本

  • C.I.バーナード『経営者の役割』ダイヤモンド社
  • M.P.フォレット『創造的経験』文眞堂
  • 京極夏彦『姑獲鳥の夏』講談社文庫
  • 森信雄『あっと驚く三手詰め』講談社

ゼミ指導教員の担当授業

  • 経営組織論(2年生以上)
     現代の組織がどのように運営されているか、その基本的な原理について考えます。
  • 〈経営戦略論(夜)〉【隔年開講】(2年生以上)
     経営戦略の基礎理論を理解し、現代企業がどのような戦略を採っているのかを考えていきます。
  • 〈企業と社会〉【昼は毎年、夜は隔年開講】(1年生以上)
     企業とは何か、社会の中でどのように生まれ、どのように行動し、社会をどのように変えてきたか、また、日本企業はどのような特質をもっているか、それが日本社会のどのような文化背景から生まれてきたのか、今後どうなっていくのか、こういった問題について考えていきます。
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